りんでんピアノ教室の講師ブログにお越しいただきまして、有難うございます音譜

皆様におかれましては,お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます

旧年中は大変お世話になりまして、誠に有難うございました
この場をおかりしまして、感謝申し上げます

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

本年の皆様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます


さて、気分新たに、2015年1月3日、りんでんピアノ教室のPC用のウェブサイトを
リニューアルしましたので、ご報告申し上げます。

新アドレスは、こちらになります → http://www.linden-piano.com


・・・まだ、ネット上では、旧ウェブサイトもご覧いただける状態となっておりまして、
紛らわしい部分もございますこと、心よりお詫び申し上げます。

少しずつ、PC上では新ウェブサイトに移行していければ・・・と思っておりますので、
ご理解・ご協力のほど、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

※尚,携帯電話などのモバイル(一部iPhoneなど含めまして・・・)からは,旧サイトの方が
 見やすくなっております。
 モバイルからは,これまでと変わらず,引き続きまして,
 http://akiimamura.jimdo.comをご利用いただきます様,お願い申し上げます。

パソコンから旧サイト内のお問い合わせフォームをご利用いただくことも可能でございます目


宝石緑随時,新規生徒さん,募集中でございます(水・木・金曜日09:30~20:40※最終受付20:00)ニコニコ
 
初心者の小さなお子様,大人のご趣味として習われたい方,音高・音大受験対策や,
保育士試験に向けてなど・・・おひとりおひとりのご意向を大切に,
幅広いニーズに合わせましたレッスンを致します

※夕方のお時間は幼稚園・小学生のお子様のレッスンにてご希望が多く、若干、
 混み合ってきております・・・。
※土曜日のレッスンをご希望の方もご相談に応じます。

体験レッスンをご希望の方、また、ご質問などがございましたら、
教室ウェブサイト内のお問合せフォームより、どうぞお気軽に
お問合せくださいませ手紙宝石赤


りんでんピアノ教室講師 亜紀




皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室の講師ブログにお越しいただきまして、どうも有難うございます音譜

早いもので、今年もあと残すところ、1日となりましたねビックリ
皆様、きっと、お忙しくお過ごしのことと思います。


さて、またもや、ブログ更新、ご無沙汰してしまいました・・・。
前々から「年内にせめて、もう1コラムは・・・」と思いつつも、伸ばし伸ばしになり・・・
やっと昨日、ほぼ、年内にすべき仕事をまとめ終えまして、しばし今年という1年を振り返りつつ、
コラムを書かせて頂くことができ、うれしく存じますクラッカー


まず、今年はたくさんのすてきな生徒さんと出会えましたことに
心から感謝したく思っております涙

そして、日頃より、生徒さんと保護者様には、教室へのご理解・ご協力を賜りまして、
あたたかいお心遣いも頂戴しまして、本当にどうもありがとうございました。


それぞれの生徒さんが、ご入会時から、レッスン毎に着実に進歩されて、
そのご様子を拝見させていただきますこと、そして、「ピアノのレッスンが楽しい」
というお声をたくさんいただきましたことが、私にとりましては、何より幸せに感じられました。

また来年も一緒に音楽を愉しく学んでいきましょうねビックリマークニコちゃんマーク

それから、来年3月には発表会も予定致しております。
ご参加される方は、本番に向けまして、ともにがんばりましょうニコニコ

皆様、来年も何卒どうぞよろしくお願い申し上げますお願い相葉さん


そして、来年の新たなご縁も今から楽しみにお待ち申し上げておりますニコニコ☆




さて、演奏家としましては、今年、1年の終わりに、地元では半年ぶりに演奏の機会が
もてましたことをとてもうれしく思っております。


・・・留学数ヶ月前に出演させて頂きました、ショパン協会東北支部の新人コンサート・・・

打ち上げの茶話会にて、「是非いつか、ファミリーコンサートでも弾いてくださいね」と
お声をかけていただいてから、留学を挟み、数年を経まして・・・この度かなえられましたビックリマーク


前回同様、今回もオールショパンプログラムのジョイント形式のコンサートで、私は、
ショパンの晩年の傑作、バラード4番とノクターンOp.62を弾かせていただきました。

ヨーロッパ留学中、ショパンの生涯に渡るゆかりの地を、あちらこちら、ひとりで訪れまして、
そこで身を以て、感覚・心で、受けましたものは、私にとりまして、心の中の一生の
宝物となりました宝石白

その想いを馳せながら、帰国後、日々、向き合って参りました、ショパンの晩年の傑作を、
地元の皆様に聴いていただくことができましたのは、とても有り難く、幸せでございました虹


今は、主に東京を拠点に・・・地元の仙台では、留学後は久方ぶりの演奏会となりましたが、
留学前にいつも、私のコンサートへいらしてくださっていた方々が、数年を経ましても、
(・・・そして、年末の何かとご多端の折・・・)聴きにいらしてくださり、あたたかい励ましと
応援のお言葉をおかけいただきましたことは、大変うれしく・・・ますます、研鑽を続けて参ろうと
身の引き締まる思いでございました・・・。


そして、この度、涙を流して、ショパンの音楽に感動・共感してくださった方がいらして・・・、
演奏する立場にあるものとしましては、本当にこれ以上ないことだな・・・と想われました。

これからも、音楽とともに過ごす穏やかなひと時を皆様と分かち合うことができます様、
そして、未熟ながら、芸術家たちの作品に込められた魂の歌・想いを音楽を通して、
皆様にお届けする一端を担えます様・・・いつも誠実に自分にできる限りの精一杯の努力を
積み重ねていく所存ですので、今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。

また、皆様に今回の様な演奏の場で、お目にかかれます機会を楽しみに致しております。


寒さ厳しい折から、どうぞご健康にお気をつけて、よいお年をお迎えくださいませ宝石緑おひつじ座♪



2014年のすべてのご縁に心より感謝申し上げます。
皆々様、本年は大変お世話になりまして、どうもありがとうございました。

教室ウェブサイト(PC) http://www.linden-piano.com
※IPAD・携帯電話などのモバイルからはhttp://akiimamura.jimdo.comを
 ご覧ください。
※随時,新規生徒さん,募集中でございます(水・木・金曜日09:30~20:40〈最終受付20:00〉)。
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若干、混み合ってきております・・・。
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お問合せくださいませニコニコ


りんでんピアノ教室講師 亜紀
皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室の講師ブログにお越しいただきまして、どうも有難うございます音譜

だいぶ冷え込んで参りましたね・・・。
皆様、どうぞ体調にはお気をつけて、お過ごしくださいませ。
(お出かけの際は、あたたかくなさってくださいね。)

さて・・・私が前々から興味を惹かれていることのひとつに、音楽と記憶・脳の関係性が
あるのですが・・・先日、知人から、面白い情報を頂戴しました目

・・・そちらを話題に、(月・火のみ、出張に伺っております)都内の教室へ、
コラムを書かせて頂いたのですが、本日は、こちらでもご紹介させていただこうと
思いますメモ


宝石白宝石緑宝石ブルー宝石赤宝石紫
先日、あるテレビ番組で、脳科学者が12歳までの子供に通わせるとよい、
と考える習い事の1位に「ピアノ」が挙げられていたそうです。


※今回の番組のことは、人からの聞き伝えのため、内容が忠実・正確ではないかもしれず、
大変申し訳ございませんが、おおむね、下記の様なことがその利点としまして、
注目されていたとのことです・・・。


クリップ普段の日常生活ではなかなか使う機会がない小指を使うことを含め、左右の指•手•右足などを、
 ばらばらに動かすことにより、前頭前野が活性化し、同時処理能力などが高まるそうです。
 例)授業を聞きながら、ノートを取るなど...

クリップ発表会の意義...決められた日時に向けて、一生懸命、自分なりに努力を重ね、
 その時だけは、いつも寄り添ってくださる親御さんの手を離れ、皆に注目されている舞台に
 一人で出て行き、緊張していたとしても、何とか一曲、弾く・・・という発表会でございますが・・・
 脳には、非常によい影響•刺激となる様なのです。


今回の番組に出演された(?)脳科学者11人全員が「ピアノ」を挙げていたそうで、
中には「習い事はピアノだけでよい」とまでおっしゃる方もいらっしゃるとか・・・。


さて、上記の様な視点に加えまして、たとえば・・・
五感が磨かれたり、ピアノ以外の勉強・仕事などにおきましても、
集中力が高まったり、聴力を鍛錬することで、人の話をよく聞くことができる様になったり、
また、心理・精神面でも落ち着き、思慮深さが身に付く等など・・・

ご年齢を問わず、ピアノを習うことによって、お一人お一人それぞれの感じ方で、
より充実した、穏やかで豊かな、潤いのある日々を生きることにつながる、
多種多様な良い点が、ここにはあげきれない程、あるのではないかと思います宝石紫宝石赤


また、”音楽”と大きく捉えますと、さらにそれが、私たちにもたらしてくれるものの貴さは、
計り知れませんが・・・、前述の科学的裏付けから、あれこれと思いを巡らしてみましても、
将来、音楽の道に進む・進まないにかかわらず、未知の可能性を秘めたお子様にとりまして、
ピアノを習うことが、音楽以外の分野における、様々な能力の発達をも、何らかのかたちで助け、
ご自分で未来の生き方を選択する時には、より幅広い、多くの選択肢を持っていられる、
ということに多少なりとも、関わってくる部分があるのかもしれない・・・というのも、
申し上げられないことではないのかなと考えております宝石白宝石緑


近年は、お子様の中には複数の習い事に通っていらっしゃる方も多く、
それはそれでよいことと思います。
是非、多忙なお子様方も、ご自身のペースを大切に、習い事のひとつとしてでも、
ピアノを楽しく長く、続けていただけたら・・・と願っておりますキラキラ虹


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りんでんピアノ教室講師 亜紀
皆様、こんにちは。
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朝夕の寒暖の差が、たいぶ大きくなって参りましたねあせる
皆様、どうぞ、体調管理にはお気をつけくださいませ。

長らく、ご無沙汰してしまいましたが・・・、本日は、フランスの子供のための
ピアノ導入教材のご紹介をさせていただきます目

フランスには魅力的な導入教材が数多くございますので、少しずつ、UPできればと思っております・・・。

本日は、まず、下記の1冊を・・・。
”La Methode de Piano des 4-7ans” Sophie Allerme著
(4~7歳のピアノメソッド)


こちらは、ネズミが主人公で、そのやわらかい挿絵がとてもかわいらしい雰囲気でございますが、
中身はとてもシンプルながら、大変わかりやすく、無理のない様、1冊の中で段階的に新項目の
理解を深めながら・・・終わりには・・・
両手でユニゾン、左と右の交互メロディー・反行型、
左伴奏・右メロディーなど

というかたちまで、弾ける様になるという内容でございます宝石白

ここで、上記にかかわらず、フランスの導入教材の特徴を少し、簡単に書かせていただこうと思います・・・。
1冊ずつのページ数が少なく、シリーズが5・6巻前後くらいまで続きます、日本の導入教材に比べますと、
フランスの教材は、1冊が分厚く、内容も盛りだくさんで、はじめと最期のページの難易度の差が
大きく、1巻を終えた頃には、それなりの力がついたことを実感していただけることが挙げられるかと
感じます。
(フランスの1巻あたりに、日本のシリーズものの教材2~4冊分が収められているイメージを
していただきますとわかりやすいかもしれません。)

日本の教材ですと、1巻は概ね、中心ドから上下3度以内くらいまでの音名や、
音の長さなど、読譜のはじめの一歩を理解することに注目されており、2または3巻以降で、
たとえば、臨時記号や調性、強弱記号やアーティキュレーションなどの表現記号が出てくる
という感じになりますが・・・
フランスの教材では、先に述べました様に、全体的に、1巻あたりの容量が大きく、
またソルフェージュ発祥の地だけに、非常に効果的な読譜で無理なく、しかし、すぐに
音名も広範囲で、出て参りますし、それだけではなく、様々な音楽的要素なども、
なるべく、早い段階で身に付けられる様、考えられた教材が多い、という印象を受けます・・・。

上記の楽譜におきましても、特にワークなどを併用しなくとも、ソルフェージュの要素が
巧みにバランスよく、取り入れられており、一例としましては、小節線のない音の玉の羅列を
繰り返し、読む課題からはじまり、歌詞付きでフレーズを学び(←新項目ごとの、曲数も多く、
着実に、効率的にフレージングやうたごころが身につくのではないかと期待できます・・・)、
リズム練習なども織り交ぜながら、強弱記号、イ短調・ト長調、臨時記号、スタッカートなど、
また拍子は4分の2拍子から8分の6拍子までが、こちらの1冊で学べます。
オプションでCDも付いており、ところどころ、教師用の伴奏譜も掲載されています。
※補足:副教材のワーク的なものも、同じシリーズで出ている様です。


フランスの導入教材にご興味がおありの方や、お求めになりたい際には、
[出版社Henry Lemoine] http://www.henry-lemoine.com/fr/
[ATN]  http://www.atn-inc.jp/
[AMAZON.FR]  http://www.amazon.fr/ref=nav_logo
[Di-Arezzo]  http://www.di-arezzo.jp/accueil_cla.php
などで、いろいろと取り扱いがございますので、よろしければ、覗いてみてください。
(ご参考まで・・・。)

輸入楽譜ということもございまして、送料なども含めますと、現地で購入するよりは、
どうしても高くなってしまいますが、1冊で、日本の導入教材1巻から3巻前後くらいまでの
内容が網羅されていることを考えますと、(もちろん、中身はフランス語ではございますが・・・)
勇気をもって、こちらを導入教材にご検討いただくのも、様々な可能性を秘めた、
よい選択のひとつではないかと思います・・・宝石白


アメリカ系の導入教材は、随分いろいろと、日本の子供たちに親しまれつつありますが、
フランスの導入教材は、比較的、新しいものでも、様々な点でもっと注目されても
よいのではないかと思われる教材が多々、ございますものの・・・日本に
入ってきておりますのは、その内のほんの一部で、まだ、大半はほとんど、
知られていない気が致します。

次、パリを訪れる際には、楽譜屋さんに居座り、(これは!)と思いました教材をいろいろと
買い求め、いつか、日本のお子様にも広く、活用していただけます様、微力ではあっても、
翻訳・普及などの貢献がかなえば、幸せだなぁ・・・と夢がふくらみます、今日この頃でございます・・・。


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暑さ厳しい日が続いておりますが、皆様、どうぞ体調にはお気をつけてくださいませあせる


ご無沙汰してしまいましたが、導入教材のご紹介、その7でございます目


《コダーイ・システムによるピアノメトード うたえ!ピアノ》


こちらの教本は独創性のある特色がございまして、また非常に総合的・多面的な要素を豊富に
含んでおり、大変充実した内容となっております…。

(数年前、再版の見込みなしということで、一時市場で購入できない時期もございまして、
本当に残念に思っておりましたが、また、復活された様で、うれしい限りです・・・。
求める声が多かったのでしょうかニコニコ・・・)


この教材は、日本の「わらべうた」が短くて親しみやすいものから、
多く掲載されております・・・ビックリマーク

監修の大島久子さんが冒頭に寄せていらっしゃる言葉より・・・

【著書の伊藤直美さんは、ハンガリーに長いこと留学され、
ハンガリーの子供達が言葉を話す様に、
感情を自然に織り込んで心に響く歌をうたい、
自然な音楽表現として楽器を奏でる姿を沢山見て来られました・・・

ただ指を動かして音を出すというのではなく、
音楽表現としてのピアノが弾き始められたらどんなに素晴らしいだろう・・・】
(と思われ、試行錯誤の末、この楽譜が完成された様です。)

【伊藤さんは、コダーイの教育法に沿って、子供たちに先ず
「わらべうた」を沢山歌い、遊びを興じさせてから、その歌を使って
リズム感、テンポ感、自然なフレーズ感、音の高低感を体を通して感じさせ、
楽譜を読む意味を分からせた上で、ピアノを始めるようにされています】


私はロシア系の「コスモスシューレ」や「ピアノコスモス」もとてもすてきな曲集だなと、
常々感じているのですが,どうしてもロシアの民謡など,日本のこどもにとりましては、
あまり馴染みのない曲も多くございまして,その点,「うたえ!ピアノ」は,
全体的にはどことなく似た雰囲気で、よい部分が同じ様に取り上げてられており、
またそこに,日本のわらべうたも多くプラスされた感じで…,日本の子供たちにとりましては、
本当に魅力的な内容の教材となっております…宝石緑


【器楽は最初読譜から入るのでなく、完成に訴えて先ず表現する喜びを
知らせようと工夫を凝らしています。「クラスター弾き」など日常の色々な
出来事を想像させながら、様々な音色、強弱で自由に弾かせています。

最初にピアノの魅力を知ってしまった子供にとっては、楽器は探究心をくすぐる
玩具となってしまうのです。】


導入時から、ピアノという楽器に興味津津で、「弾きたい」という欲求・好奇心が満ち溢れた
お子様をレッスンさせていただく際に、その様子を拝見しておりますと、
(早く弾かせてあげたい・・・)と読譜を優先させることを躊躇してしまうこともあるのですが、
その様な意味におきましても、この様な教材は、お子様にまず「弾けた!ピアノとすぐに
お友達になれた」という喜びを感じていただけるのではないでしょうか・・・4



伊藤直美さんのはじめ書きより・・・

【なるべく無理なくしかも音楽的に始められたら、という願いがこの教則本を作るきっかけに
なりました。ピアノで弾くその第一曲目から、それがたとえどんなに短い曲だとしても、
音楽的にひとつの世界をもってる曲を選び、指を動かすだけの曲は入れないよう心がけました。
最初に必要なのは、その曲をどう表現したいかという音楽的欲求を子供の中に
芽生えさせることで、テクニックはその次に来ます。
子どもが身体を動かして遊びその楽しさを身をもって味わった歌、そして
何度も歌ってイメージがふくらんだ歌をピアノに移すとき、その音楽的欲求は自然に出てきます。
そのために、わらべうたを素材にした曲を多く入れ、さらに古今の作曲家が子どものために書いた
曲を選びました。】




それから、中心ドではなくめずらしくソとラからはじめ(日本の多くのわらべうたの構成音ですね)、
ファソラの音だけで歌えます日本の童話やわらべ歌にいろいろと取り組ませ、
まず、ファ、ソとラを定着させ、自然なかたちで慣れてきた頃に、何気なく、ドが出て参ります。

よく考えてみましたら、中心ドはほかの音符と違いお耳がついていますので、
こどもたちにとりましても、割とすんなり、頭に入ってきやすい音符かもしれません。

そのため、「あれ?ト音記号の線の下から2本目はソだっけ?ミだっけ?」という様に
混乱しやすい五線中の音符である、ソから習得させるのはなかなか悪くないのではないか・・・
というよりかは、効果的とも言えるのではないだろうか…などと思うのは私だけでしょうか・・・。

ちなみにト音記号だけでなく、すぐにヘ音記号のソファも出て参りますので、
右手(ト音記号)しか弾けない・読めない・・・ということにもなる心配も要りません…。

また、一見,少し難しいテクニックもところどころに、ポンと遊びの様に出てきまして,
1冊終わる頃には,テクニック面も,気づかぬ内に,それなりの力が付いていた…と
実感できるかもしれませんビックリマーク…。


後半には、フレーズや音楽表現記号、簡単な音楽用語や強弱記号なども出て参りますので、
幼い頃から、音を読むだけではなく、表現するために必要な楽譜に書かれた様々な情報にも
注意を向けるというよい習慣を身につけることができるのではないかとも期待されます・・・宝石白

一人でも多くの日本の子供たちに使っていただきたい、とても素敵な教材でございます♡きらきら
・・・導入教材の中では、知名度が高いという感じではない印象を受けますが、
今後、広く普及することを願っておりますアップ

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りんでんピアノ教室講師 あき
皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室講師のブログにお越しいただきまして、
どうも有難うございます音譜

大変僭越ながら、「恩師の系譜」というテーマを新たに立ち上げてみました…。

クラシック音楽の作曲家の世界にも「楽派(=流派)」の様なものがございますが、
クラシック音楽の演奏家や、師弟関係におきましても、ヨーロッパ・ロシア・アメリカなど、
それぞれ、様々な「系統」というものが存在致します…「伝統」とも言えるのかもしれません…。

私はこれまで本当にすばらしい先生方に教えていただけるご縁に恵まれ、先生方には、
伝統と独自の解釈を見事に融和なさったそれぞれのスタイルにて、
根気強くご指導いただきまして、数えきれないほど、多くのことを与えて頂きました宝石白

その分、これから、その貴重な経験を自分がどの様なかたちで、周りの方へお返ししていけるか…
という点につきましては、大変恐縮しながらも、常々、自分自身の模索中の課題でございますが・・・
初心を忘れず、まずは日々の「研鑽」を重ねていかなければ…ビックリマークと思っております、今日この頃でございます…。

このテーマでは、自分の師匠たちと過ごした時間・教えを今一度思い出し、振り返る意味でも、
大変恐れ多いのですが…私の先生方の系譜(記録に残っているものを頼りに)を
辿らせていただきたいと思います。

まず本日は、スイスのジュネーヴ高等音楽院での恩師につきまして、
書かせていただきます…。


宝石緑ドミニク・ヴェベール先生宝石緑

下記先生の系譜でございます…


レオン・フライシャー(アメリカのピアニスト・指揮者)


アルトゥール・シュナーベル(オーストリア→アメリカユダヤ系ピアニスト)
※ベートーヴェン弾きとしても知られていますね。


テオドール・レシェティツキ(ポーランド生まれ。ウィーンで活躍したピアノ教師・作曲家・ピアニスト)
※パデレフスキも彼のお弟子さんで…ツェルニー同門のリストと共に有名な名教師でもあり、
 優秀な弟子を数多く輩出し、現在のピアニストに続く重要な系譜を築いた方です…。


カール・ツェルニー
※練習曲でも有名ですね…。



…そして何と…
あの、ベートーヴェンに行き着くのでした…!!アップ





ヴェベール先生は(フランコフォン=フランス語が母国語でいらっしゃるのですが、英語も流暢で
いらっしゃるのは、アメリカにも留学をされたからなのですね…)、レオン・フライシャー氏のもとで
勉強をされ、将来を期待された若手演奏家としての道を歩みはじめていらっしゃいました・・・。

(当時のニューヨークタイムズの記事から…)
ドミニク・ヴェベールは、リパッティ※の美徳のいくつか、また同様にフライシャーのそれらをも表現した。
繊細ながら、強い感受性、スタイルへの冷静な尊敬、しばしば、見境なく、おびやかされる様な、
音楽における官能的な巧妙さ…

(※リパッティ:パリのコルトーのもとで勉強され、夭折した天才的ピアニスト。
  ジュネーヴ高等音楽院でも教鞭をとっていらっしゃって、音楽院内には、
  銅板が飾られておりました宝石ブルー。)

その様な最中に、ヴェベール先生は交通事故に逢われ、背中に損傷を負ってしまいました…。
それから、後進の教育を人生の中心に情熱を注がれ、数々の優秀なお弟子さんたちを世に
送りだしていらっしゃいます。
ジュネーヴ高等音楽院でも、ヴェベール先生のクラスは近年、ずっと席がいっぱいの状態が続き、
新しい生徒は滅多にとっていらっしゃらない様です。
そして「生徒にとても慕われている先生だよね…」との評判は周りからも度々、耳に致しました。


ヴェベール先生のご師匠のレオン・フライシャー氏は、アメリカ合衆国のピアニスト・指揮者で
あられますが、ジョージ・セルが指揮するクリーヴランド管弦楽団と共演し、一連の記録的な録音を
残されながらも、局所性ジストニアを患われ、1960年代には、右手の自由を失っていらっしゃいます。
ピアニストにとりましては、致命的ですね…。

その後、2000年代に「ボトックス療法」によって右手が回復するまで(※ただ、
あるインタビューでは「それでもその療法にも限界があるので、自分が”弾ける”レパートリーを
いつも探す様にしている」とおっしゃっていました…。)、左手だけのレパートリーによって演奏を
続けました。


ヴェベール先生はレッスン中、「フライシャーがよく話していたのだけれどね…音楽というものは…」などと、
よくおっしゃることがあり、私はその度に、ヴェベール先生はフライシャー氏から多くの大切なことを
学ばれ、それらの教えはヴェベール先生のこころ・精神の中に息づいており、また次の世代に伝えて
いくことをご自分の使命のひとつと感じていらっしゃるのだろうな…と思いました。

それから、ヴェベール先生の系譜を知った時に、先生のベートーヴェンへの想い入れが特に
並外れていたことが、腑に落ちた気が致しました…。

私自身は、留学前はどうもしっくり来ずに、「共感」のレベルまで、どうにも到達できなかった、
ベートーヴェンでした(まだまだ、私の感性が未熟だったことによるのですが・・・ショック!)が、
留学中に「開眼させられた…ビックリマーク」と思えるほど、彼自身、彼の作品への想いが劇的に変わった気が致します…。

ジュネーヴ高等音楽院の卒試のプログラムとして選びましたOp.110、その傑作中の傑作を
来る日も来る日も必至で勉強した想い出は、私にとりましては、一生、忘れられない宝物となりました。

ベートーヴェン熟年の頃に作られたこの作品に向かいあっております時、不思議なことに、
「自分の年齢で表現しきれないのではないか・・・」と後ろ向きな気分で前に進めなくなることはなく、
ただただ偉大な芸術作品に対して、「今の自分にできる最善を尽くしていこう…」と
いつも背を押されている様で、幸せな満ち足りた気持ちがいっぱいになり、
この作品(そしてベートーヴェン)は、私をいつもあたたかく励ましつつ、迎え入れてくれる様でした。


修士論文のテーマとしてもこの曲を取り上げましたため、「とにかくベートーヴェンについて、
もっと知りたい」と思い、レッスン・練習の合間を縫い、ヨーロッパ各地のあちらこちら、
彼の足跡を追う旅をし、いろいろと資料を調べておりました。

その過程で、音楽家にとって致命的である難聴にとどまらず、彼が生きた激動の時代背景、
当時の不安な政治情勢と、また今尚、謎に包まれている部分の多い恋愛問題など、
公私様々な苦難に対して、彼がもがき苦しみながらも、何よりも人間としての“善”の意思によって、
それらを乗り越えようと努力し続けた生き様、必死でその人生において自分に何ができるかと自身に
問い続け、その答えをつかもうとした屈指の精神力、内面のプロセスを垣間見、それは実際に手紙の
筆跡や自筆譜などからも痛いほど、ひしひしと感じられました…。

時代・人種・国を越えて、現代におきましても、尚、彼の音楽が世界中の人々に与え続けているもの
の尊さ、偉大さを思いますと、心を揺さぶられずにはいられません…。
(人間としての精神の気高さと、それを象徴する様な彼の音楽を、言葉で表現することは到底
できません…。)

ベートーヴェンを敬愛するきっかけをも与えてくださり(さらにクラシック音楽のすばらしさを深く
感じられることに大きくつながりました・・・)、そして、いつも厳しく妥協を許さないレッスンで
ありながらも、弟子への繊細であたたかい心遣いを忘れないヴェベール先生…。

2年という短い間でしたが、先生のレッスンは魔法の様で、一緒に勉強させていただいた時間は、
あまりに実りの多い学びの時となりました。



また、いつかヴェベール先生のレッスン、ベートーヴェン紀行のことは、別な機会にもう少し詳しく、
書かせていただければと思っております宝石緑



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りんでんピアノ教室講師 あき
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(本日は、僭越ながら…ピアノ演奏家としましてのコラムでございます…。)
…日本に完全帰国後は、地元にて演奏させていただく第1回目(←…三年半ぶりでしょうか)となります、
機会が先日ございまして、また、その前には、中学生の時から留学中もずっと、大変お世話になりました
恩師に、10ヶ月ぶりにお目にかかり、ご指導いただくこともかないましたニコニコキラキラ

…紆余曲折ございました私を、先生はいつもあたたかく見守り、何かと励ましていただき…、
ヨーロッパに拠点をおきながらあちらこちら、演奏会や後進の育成に飛び回っていらっしゃる先生の
生き方は、私の憧れでもございますが、レッスンにてその様な先生が弾いてくださる音は、
とても魅力的で懐の深さが感じられ…また、伸び伸びとしたヨーロッパの雰囲気を思い出させて
いただきました…宝石緑


今回はイベントの記念演奏ということで、演奏時間は30分ほどでしたが、スイスの音楽院にて
卒業試験に向け、先生方にも様々な貴重な教えを頂戴し、自分なりながらも、さらに深めるべく、
毎日向き合っておりました大好きな作品を、日本でまた引っ張り出し、地元で弾かせていただき、
感慨深いものがございました…。

そして、本当にすてきな響きのホールで…演奏させていただきながら、幸せな気持ちになりましたドキドキ




…さて、今となりましては、”笑い話”でございますが…、本番二週間前にぎっくり腰ショック!
三日前には追い討ちをかける様に、二段しかない自宅の階段で転び、
背骨を強打というハプニングに見舞われました…(笑)ダウンあせるショック!

周りには大変な心配をかけつつ…何とか気力で乗り切ることができ(笑)、
…この度は、「どんな時も健康に気を配ることをおろそかにしてはいけない」という大きな教訓を
与えられ、留学中から酷使しつづけてきた体を、「仕事のためにも、もう少し大事にしていかなければ
いけないのかもしれない…」などと、深く反省もさせられたのでしたあせる

その様なことにも心・気を遣いつつ…いつも自分自身を鼓舞し、磨いていくことを忘れずに、
また、次回に向けまして、前向きに努力を重ねて参りたく、考えております。

最近のお天気の気まぐれには,びっくりさせられることもございますがあせる
皆様も,どうぞご自愛くださいませビックリマーク


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りんでんピアノ教室講師 あき

(※月曜日のみ、出張レッスンに伺っております、石川台の音楽教室のブログへ
  投稿させていただきました私のコラムから、 一部抜粋しております。)
皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室講師のブログにお越しいただきまして、
どうも有難うございます音譜

今日は、ソルフェージュにつきまして、私が感じておりますことを少し、
書いてみたいと思います


桐朋の音教時代からいつも身近にあり、私にとりまして、
その当時は“ひたすら夢中に取り組む課程”的イメージの強い 「ソルフェージュ」でしたが、
それが決して、実技と別なところに独立して在るものではなく、
その学びが「楽器の演奏」「楽譜を深く読み取り、理解すること」
にこれほど密接に関わってくることだったのか目と、
後になって、段々と感じられる様になりました・・・。


以前桐朋の教授が、音教のソルフェージュ指導につきまして、
「将来、音楽の道に進まないとしても、 幼い頃から聴音に取り組んでいると、
(単に音だけではなく)人が話す言葉やものごとをよく“聞く”ことができる様になり、
人として大事な力が子供の中で育つことにつながる」という趣旨のことを
おっしゃっていました宝石白



私自身も「音の奥に秘められているものを聴くこと」に通じる、
「耳を澄ませる」「(たとえ休符であっても)聴こえない音に、心の耳をそばだてる」
などの“音楽的な耳 を育てる”ことの 意義・重要性につきましては、
様々な分野で機械・高速化がますます進むであろうこれからの世の中にありながらも、
人間らしく生きるために、大切にしていく必要があるのではないだろうかビックリマークと思われ、
前述の教授のお話を伺いました時、大変僭越ながら、とても共感致しました。



小さなお子様であっても、ピアノのレッスンと併せまして、
少しずつ「心の耳を澄ませる」ためのソルフェージュも含めました内容の指導を
させていただきたく、 思っております音譜
※はじめから難しいことは致しませんので,どうぞご安心くださいビックリマーク
 徐々に自然にソルフェージ力をつけていただけます様,お一人お一人の歩幅に合わせまして,
 段階的に丁寧に進めさせていただきますアップ

「”ソルフェージュ”って実際にどの様なことをするのだろうはてなマーク」と思われていらっしゃる方は,
ブログ内にソルフェージュの関連コラムがいくつかございますので,
もしよろしければ,いろいろ,ご覧になってみてくださいニコニコ


りんでんピアノ教室ウェブサイト
(PCから)http://www.linden-piano.com
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 小さなお子様も大歓迎ですビックリマーク

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りんでんピアノ教室講師 亜紀



皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室のブログにお越しいただきまして、どうも有難うございます。



さて、前回に続きまして、本日も「ソルフェージュ」につきまして、

書かせていただきます。




「リズム,視唱,弾き歌い,聴音(和声・旋律など),初見,聴音分析,楽典・理論(※日本では、

楽典は別なものとして分けて、考えることもございますが、フランスではそちらも大きな意味で

含めまして…)などなどの総称を、一般に、”ソルフェージュ”と呼んでおりますことを、昨日、

少しご説明させていただきました。





さて近年、フランス(”ソルフェージュの生誕地”)では、”ソルフェージュ”界に新しい風が

吹いてきております…。



そちらが、 “フォルマシオン・ミュジカル(フランス語:formation musicale)”と呼ばれます、

「新しいソルフェージュ」で、たとえば、パリ音楽院をはじめ、多くのフランスの音楽学校などに

おきましては、主流になってきております。



それでは、「従来のソルフェージュ」と「新しいソルフェージュ」、どこが違うのでしょうか…。





「従来のソルフェージュ」は、たとえば、先生がソルフェージュの課題としまして作曲しました、

短い旋律・和声(”課題のための課題”という感じでしょうか…)などの、聴音と新曲視唱が中心でした。



「新しいソルフェージュ(=”フォルマシオン・ミュジカル”)」におきましては、大作曲家の作品を

教材にしまして、聴音、読譜、リズム、音程練習、移調練習、楽曲分析、音楽理論、音楽史などに

触れ、音楽家が身につけるべき真の教養を目指す内容となっておりまして、まさに”生きている音楽と

密接に結びついた”課題、という感じで、音楽家の卵たちにとっては、とても興味深い、お勉強で

ございます…。





まだまだ、日本では、”フォルマシオン・ミュジカル”の教材は多くございませんが、

例えば、日本語版としまして、仏→日本語訳されております、パリ・A.ルデュック社のミシェル・オディ

ル・ジロー著・日本語訳…「シューベルトを歌いながら学ぼう」、「モーツァルトを歌いながら学ぼう」、

「シューマンを歌いながら学ぼう」、エリザベト音楽大学編…「〈音楽家の耳〉トレーニング」などが

ございます。





母校、桐朋の図書館で、前述の教材(ルデュック社の方です)をはじめて見ました時には、

「こ、これは面白い…音楽と結びついた、極めて実践的で音楽的なソルフェだ…」と、

ひとり、感動してしまいました…。



本当にすてきな教材なので、ぜひ、当教室の生徒さんにも、

取り組んでいただきたいと思っておりますニコちゃん





次回は、上記の教材と、私がパリから取り寄せました、

フランスで使われているフォルマシオン・ミュジカルの教材につきまして、

内容をご紹介したいと思います。



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りんでんピアノ教室講師 あき
皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室のブログをご訪問いただきまして、どうも有難うございます。

先日、体験レッスンにお越しいただきました生徒さんのお母様から、               

素朴な疑問を頂戴しました。



「ソルフェージュって何ですか…?」



私の教室ウェブサイトでも、"ソルフェージュ"という言葉が、あちらこちらに出て参りますが、                         

説明不足なことに気が付き…大変失礼致しました。


(ウェブサイトを改善させていただくための貴重なご意見をどうも有難うございました。                            
皆様も、疑問点などは、ご遠慮なくお尋ねいただけましたら、幸いに存じます。

どうぞよろしくお願い致します。)

       



本日は、「"ソルフェージュ"って聞いたことはあるけれど、どんなものなのかしら?」と

思われている方のために、少し、具体的な内容を書かせていただこうと思います。



もともと、ソルフェージュ(フランス語:solfège)は、

「音符を音名で音程をつけて歌う=ドレミの歌唱練習」のことを指していた様ですが、

その後、言葉のもつ意味合いは広範囲に発展し…

西洋音楽を学ぶ際に、「楽譜を読むことを中心とした音楽理論を実際の音に結びつける、   

基礎訓練」の総称として使われる様になりました。

(日本でも音高・音大受験には、必須科目として、出題されます。)



さて、実際にはどういうものがあるのでしょうか…。




音譜読譜の基礎訓練…

実際に、楽器(または歌)で西洋音楽を演奏するためには、奏法(または歌唱法)自体の 

練習・訓練も必要ですが、楽譜を読んで(=読譜)、それを音にイメージするという過程が 

ございます。

楽譜を読むには、たとえば、



1.音の高さ:様々な音部記号、音符に音名または階名を付けること、音程など   
※特に「うたう」場合には、イメージした音の高さを正確に出すことも求められます。

2.リズム:音の長短のほか、拍子との関係など

3.表現・表情の記号:強弱記号やアーティキュレーションなど



などなど、いろいろな要素の把握・理解が求められ、それらを正確に読みとり、      

心を配らなければなりません。



レッスン内での実践の具体例:

ワークなどを用い、書いたり・読んだり、また、楽器を使いながら、

音部記号・拍子記号・音階・半音全音・強弱記号などの理解。リズム打ち。



【幼いお子様のレッスンでは、音符カード・音符マグネットやリズムカード・カスタネットなどを使い、

音の速読練習やリズム作り・リズム遊びなどもして参ります。】





音譜新曲視唱…

8小節~12小節程度の楽譜を数分間ほど黙読した後に音程をつけて、ドレミなどで、歌います。   

【小さなお子様は3つくらいの音を、言葉などに合わせて歌うことからはじめていただきます。】

(日本でも、音高・音大などの入試科目に、よく出題されます。)

「ピアノで伴奏を弾きながら」歌う(=弾き歌い)、「リズムを打ちながら」歌う課題なども

ございます。






音譜聴音…

ピアノなどで弾かれる8小節程度の旋律や和声などを聴いて、五線紙に書き取ります。

(いわゆる「耳コピー」に近いかもしれませんが)音が鳴っているときには、

なるべく簡単な書き方で音をメモにとり、後で、楽譜として、整えるといった工夫をします。                     

(ほとんどの音楽高校・大学の入試科目では必須となっておりまして、 主に

「旋律聴音」・「複旋律聴音」・「和声聴音」の3つがございます。

一般的には、まず一回全体を通して弾かれ、次に区切って数回、最後に再び、

全体の通奏という手順を踏む場合が多く、それぞれ数十秒程度ずつ、記譜のための時間が

貰えます。)



【小さなお子様は、ドレミの組み合わせや簡単な和音を聴き、楽譜に書くなどから、はじめます。】





まずは以上の3つを重点的にして参りますが、少し、慣れてきましたら、

下記も取り組んでいただきます。



音譜楽典(音楽理論など)…

日本では、「楽典」は「ソルフェージュ」とはわけて考えられることが多いのですが、

フランスなどでは、音楽理論と実際の音を結びつけるという意味で、 ソルフェージュの分野のひとつと

認識されている様です。

楽譜上に記載された速度や表情などに関する音楽用語、音程や和声など、楽譜全般の専門的な

ことの把握・理解。

こちらも音楽学校などの入試科目で出題されます。



音譜初見…

楽譜をしばらく見て、楽器を使った試し弾き・練習をせずに、演奏することを、初見奏と言います。    

その時初めて目にする楽譜を読みながら、演奏するのですが、事前の短時間に、

曲全体のイメージ・構成を把握し、特に「ここは、弾きにくそうだな…」と思われる部分などを重点的に

チェックするというコツが必要です。



音譜暗記(聴音)…

4~8小節ほどの楽曲を数回聴いた後に五線紙に楽譜として、完成させます。

音を聴いている間は、ペンを置いた状態で記憶することが求められ、楽譜にメモを取ることは

できません…。



音譜聴音分析…

実際に既成の音楽を、CD等を用いて、同じ部分を何回も聞きながら、音楽の構造などを明らかにし、

楽曲に対する理解をより深めます。







ソルフェージュの意義につきまして、私が考えていること、フランスで主流となってきおります

「新しいソルフェージュ」など、また、随時、ソルフェージュに関するコラムをUPさせていただきたく、

思っております。




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