二人目が生まれて、チャイルドシートが2つ並ぶことが必要となり、それまで乗っていた軽自動車が手狭になりどうしようかと、大きい目の車を探していたところに中古でステップワゴンを見つけました。中古で型も古く、しかし距離のわりにはお手頃な価格で、自動車整備士の友人に同乗してもらい調子を確認してもらい、購入しました。子どもの成長とともに、習い事の送り迎えやキャンプ旅行、友人の引っ越し手伝いなどに大活躍したワゴン車は、家族みんなの大切な移動手段であり、ときには宿泊する手段でありました。シートアレンジも可能だったので、おやつを持って海の見えるところで移動カフェごっこをすることもあり、思い出深いものでした。しかし、遠距離の旅行に加えて実家も遠く、年に数回の帰省だけでも走行距離がどんどん増えるとともに、エアコンの調子も少しずつおかしくなり始めたり、時には、電動の窓が途中で閉まらなくなってしまい、小雨のなか大慌てで帰ることもありました。トラブルもボチボチと増え始めて、中の部品を交換することが必要になってきて、これ以上修理に費用をかけ続けるべきか買い換えるかの選択を迫られるところまで来てしまいました。シートもさすがにへたってきて、腰にもよくないし、このままでは車検にも年々費用をかけることになりかねないし、何といっても安全面を第一に考えると新しく買い換えることが良いのではという涙ながらの決定となりました。子どもたちも本当に残念がっていたのですが。これまで、何度か売ることを考えて、見積もりへ持っていったり、出張の見積りでわざわざうかがってもらい、その日に決断するなら一万円は出しますというようなやり取りもあったのですが、そのたびにやはり乗り続けようと考え直してきた車でした。結局、それからさらに年数も距離も増えたので買い取りはどこもなくて当然で、配車にするしかないことになりましたが、新しい車が到着し、最後にこれまでの車を整備士の友人に託したときは、まだまだ元気な飼い犬を何かの事情で手放すような、そんな切ない気持ちでした。このあと引き渡せば、もうスクラップされるだけたと聞いてはいましたが、最後に家族で車の中をきれいに掃除しました。友人は無料で引き取ってくれました。車のエンブレムだけは思い出に残しておきたいと思ったので、外しておきました。今でも、家族写真のフレームを壁に並べて飾っているなかに、そのエンブレムを一緒に飾っています。