古神道言霊修道教師 加藤歩です。
江戸時代のお話で、とっても面白かったことがあるので、ご紹介いたします。
江戸時代は、みなさん、裕福ではありませんでした。
ものがたくさんあるわけではありません。
ご飯をたらふく食べているわけでもありません。
しかし、こころがとっても豊かだったんですね。
なので、遊ぶことがとっても上手でした。
なので、街がいきいきしていたそうです。
そんな、江戸の人達が言っていた事があすそうです。
「食べ物を盗まれただと!!、おめえが食わねえからそこにあったんだろ。腹減ってる奴に食わしてやれ。いつかは、返しにくるさ」
「お金を盗まれただと!!、オメエが使わねえからそこにあったんだ。困っている奴に渡してこい。オメエが困っている時に誰かが助けてくれるさ。」
「服を盗まれたがと!!、おめえが着ねえからそこにあったんだ。寒そうな人に着さしてやれ。おめえが寒がている時に誰かが温めてくれるさ。」
「ただな、人様のもので、絶対盗んだり、盗まれちゃ、いけねえモノがあるんだ。
それは、時間とその人の心だ。この2つだけは、どんなことがあっても、返せねえから盗んだり、取っちゃ行けねえんだ。
大事にしなきゃいけねえんだ。わかったか!!」
って、言われていたそうです。
粋ですよね。