「婦人画報」2月号で、「祇園、うっとこの話 『みの家』女将、ひとり語り」が紹介されていました。

 

京都の夜の社交界は華やかで、宴会と宴会の間に、「みの家」の女将さんが知らせてくれる話は息つく暇もなく・・。

独特の肩書というか呼び名があるので、どなたのことなのか、ついていけなくなるときがあります。

あるパーティー会場で、さる会社の社長が、「大宗匠にみの家の本を渡したんか」と、みの家の女将さんに聞き・・大宗匠とは裏千家15代御家元千宗室氏、いまの玄室氏のことです・・、その場にいらした大宗匠・・御年95歳!が、私のことを覚えていてくださったとのこと。

亡くなった奥さまが、「あの子(私のこと)は、いいわよ」とおっしゃって、週刊朝日の「夫婦の階段」のインタビューをご夫婦で受けてくださり、記事も気に入っていただいて、週刊朝日の掲載号を何十冊かお買いになってパーティー会場で配られたそうです。

もう20年ぐらい前のことでしょうか。初めて聞く話でした。

そんな話が聞けたのも、「祇園、うっとこの話」のお陰ですね。

 

日本橋の織物問屋のお嬢さまが、京都に嫁ぎ、家元夫人になるのは大変なことだったと思います。

機会があれば、著名人夫婦350組のその後を辿る旅をしてみたいのですが・・