週に一度実家へ
窓を開け風を入れて
特に汚れてないけど
掃除機かけて

父と母が借金して建てた家
当たり前のように暮らしていたけど
がらんとした部屋の柱を触ってみる
キッチンに放置したままの調味料
使いかけのティッシュの箱
減らないトイレットペーパー

蜘蛛の巣を見つけては
ため息が出る

誰もいないけど
誰もいなくなったけど
匂いはあの時のまま

押入れのアルバム
カゴの中の編みかけの毛糸
カンカンにはいっぱいのペンと鉛筆
電話の横に吊るした連絡網

胸がきゅっとなる