こんにちは、キラキラ高専ガールです。

今年の残暑も非常に厳しいものになっていますね。

そろそろ9月だというのに、いまだ日中の最高気温が30℃を優に超える場所が多く存在しますね。

皆さんの中には、9月になればそれなりに涼しくなるとお考えの方もいらっしゃると思いますが、今年の残暑はそんなに甘くありません。おそらく9月半ばまでこのくそ暑い日々が続きます。

 

さて、この暑すぎる残暑を乗り切るために、私が最近していることを2つ書いていきます。

 

  1. 水だし茶
  2. 保冷剤

1. 水だし茶

最近私は水出しジャスミンティーを始めました。

ジャスミンティーは食事にも合いますし、結構よい香りもしますので、飲むと一瞬暑さを忘れ、リラックスできます。

お茶の詩として有名なものに、 盧仝の"七碗茶歌"というものがあります。

おそらく、この中の一節をご存じの方は多いと思いますが、全文はご存じないでしょう。

 

走筆謝孟諌議寄新茶

盧仝

 

日高丈五睡正濃,軍將打門驚周公。
口云諫議送書信,白絹斜封三道印。
開緘宛見諫議面,手閱月團三百片。
聞道新年入山裡,蟄蟲驚動春風起。
天子須嘗陽羨茶,百草不敢先開花。
仁風暗結珠琲瓃,先春抽出黃金芽。
摘鮮焙芳旋封裹,至精至好且不奢。
至尊之餘合王公,何事便到山人家。
柴門反關無俗客,紗帽籠頭自煎喫。
碧雲引風吹不斷,白花浮光凝碗面。
一碗喉吻潤,兩碗破孤悶。
三碗搜枯腸,唯有文字五千卷。
四碗發輕汗,平生不平事, 盡向毛孔散。
五碗肌骨清,六碗通仙靈。
七碗喫不得也,唯覺兩腋習習清風生。
蓬來山,在何處,玉川子。
乘此清風欲歸去,山上群仙司下土。
地位清高隔風雨,安得知百萬億蒼生命,墮在巔崖受辛苦。
便為諫議問蒼生,到頭還得蘇息否。

(参考)

 

というものです。

この中の

一碗喉吻潤,兩碗破孤悶。
三碗搜枯腸,唯有文字五千卷。
四碗發輕汗,平生不平事, 盡向毛孔散。
五碗肌骨清,六碗通仙靈。
七碗喫不得也,唯覺兩腋習習清風生。

という部分が有名ですね。

 

現代語訳すると、

一杯目は喉と唇を麗し、二杯目で孤独を忘れる。

三杯目で腹の中を探れば、五千冊の書物が見についてくる。

四杯目で軽く汗をかき、日頃の不満が毛穴から出ていく。

五杯目で肌と骨がきれいになり、六杯目で仙人になった心地がする。

七杯目では食事も不要になり、ただ両脇を清風が吹き抜けてゆく。

となります。

この部分いろいろな議論があるようですが、六杯目で仙人の境地に達し、七杯目は飲むことができないようです。

この詩の有名な部分以外は省きますが、大体の内容は新茶を危険を冒して採る人のことを考えたことがあるのか、という内容と、平穏な生活はいつできるのか、といった政治的批判も含まれているようです。

 

それはさておき、お茶(新茶)を6杯飲めば仙人の域に達するのです。

食事をとることも、また暑さを感じることも忘れられるのです。なぜか涼しい風も吹いてくるようです。

そう、これを実践しないわけにはいきません。

 

ここまでは前置きで、ここからが本題です。水出しジャスミンティーの作り方を書きます。

まず、準備するものです。

500mLの容器

水(何でもよい)

ジャスミンティー

茶漉し(網目の細かいものなら何でもよい)

飲むための容器

図.1:500mLの容器

図.2:ジャスミンティー(LUPICIA)

図.3:茶漉し?と飲むための容器

 

私の使っている道具はこんな感じです。

とりあえず何でもいいのです。

作り方は、容器に4.0-4.5gのジャスミンティーを入れ、水を500mL入れたうえで8-11時間冷蔵庫に放置します。

11時間を超えると、苦みが出てくる気がします。

時間が過ぎたら、茶漉しを飲むための容器に載せ、抽出容器から必要量取り出します。この時、茶葉と飲む部分を分けておくと、2日くらいなら保存できると思います(要検証)。

図.4:抽出前

500mL抽出できるというのは理論上の物で、実際は480mLくらい抽出できます。抽出の際は、絶対に茶葉を押して液体を出そうとしないでください。

これを仙人になるための6回に分けると、一回当たり80mL飲むことができます。

ちなみに盧仝は新茶について詩を書いているので、たとえ6回に分けたとしても仙人にはなれませんが、前述したとおり、一瞬暑さを忘れ、リラックスすることができます。

 

ジャスミンティーはどんなものでもよいのですが、少し高めの物を選ぶと、より香りがよく出ますのでお勧めです。

 

2. 保冷剤

保冷剤とは、食品などを低温に保つための薬剤です。

食品などの"など"の部分には、生物、人間も含まれています。たぶん。

ということで、おそらくどこのご家庭にも保冷剤があると思いますのでこの使い方を書いていきます。

画像はありません。

まず、準備するものは、保冷剤と薄手の布です。この布は、幅は保冷剤をまくことのできる幅で、長さは冷却したい部分の長さ+30cmくらいの物を用意してください。薄いタオルでも良いです。

まず、保冷材の成形です。適当に冷凍庫に放り込んでいる保冷材の形は歪になっていると思われます。

これを、平らな状態に成形します。

まず、低温環境から取りだした保冷剤を溶かします。そしてこれを平らな場所で再び固めます。これだけです。

さらにこの成形済み保冷剤を薄手の布にくるみ、冷却したい部位に巻き付けます。

もともと食品用の物が多いらしいので、30分程度で溶けてしまいますが、その都度新しいものと交換してください。

こうすることで、持続的に冷却したい部位を冷やすことができます。

こちらは先ほどのお茶よりも実践しやすいので、おぬぬめです!

 

では、みなさんこのくそ暑い残暑を乗り切っていきましょうーーー!!