島根県邑南町A級グルメ立町への道 | NPO法人農家のこせがれネットワーク

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農業をおもしろくする世代。

木曜宮治です。

人口1万2千人86%が山林という典型的な中山間地域。

1970年から人口は30%減少し、高齢化率は39.5%

過疎化が進む島根県ですが、
際だって元気な取り組みを発信しているのが邑南町

A級グルメ立町日本一の子育て村のビジョンを掲げ、
IUターン者を募っています。


農業を軸に一貫して町おこしをしてきた結果、
全国を見ても稀な成功事例として
その名を全国に轟かせる邑南町の
取り組みにはいつも感動します。

平成16年には産直市みずほを設立。

産直市の出店者が
携帯で販売状況を確認できるPOSシステムを導入。

携帯電話で販売状況が確認できるこの仕組み、
実は邑南町のこの産直市が全国でもいち早く取り組んだ。

今では
年間45万人のお客さんを集め、島根県で一番の売上を誇る
産直市に育ちました。

産直市をオープンした当時は、
新鮮な野菜は午前中に売り切れていたそうです。

お客さんの声に耳を傾けると、鮮度が重要な野菜は、
お土産として帰り際に買い求めたいという声が多く上がっていた

そこで、
野菜の品切れを起こさない仕組みを導入するのに活用したのが
POSシステム

葉っぱビジネスで有名な徳島県上勝町に視察に行き、
さすがにパソコンは難しいと思ったが、携帯メールならいけるはずだと確信した。

今では、
邑南町は高齢者の携帯メールの使用率は島根県下一だそうです。

産直市をオープンするまでは高齢者の声を吸い上げて、
町の中にゲートボール場を沢山つくった。

ところが、
野菜作りが忙しくなった高齢者はゲートボールをしなくなった。

今では、「あそこのゲートボール場を貸し農園にしたらどうだ」
という要望が上がっているという。

それから、
病院をたまり場にしていた高齢者の姿が目に見えて少なくなった。


産直市は順調だったが、
単価の低い野菜ばかり売れて高いものが売れない

いつしか、
お肉など単価の高い農産物を出店する生産者から
文句が出るように
なり、次の一手を考える事に・・・・・。


続きはまた来週。