重力を感じる、と言うとなんとなく下に引かれる感じとか、

なんとなく身体の重みを感じて、

みたいな部分に意識を置く場合が多いけど、これが間違いというのが最近の気付き。

 

 

まあ、ほんの初期段階というか、

身体操法を学んで1ヶ月そこらとかであればそういう認識でも構わない。

 

でも何年もやっていてそんなアバウトな認識だと

そこから先へは絶対に進めない。

 

 

最近、運動科学研究所の講座を受けたところ、

天芯地芯を深めていくというところに重点を置いてるように感じた。

 

というか究極それだけやってる感じ。

でも受講者を見てるとこの上なく良い状態に見える。

 

 

また高岡英夫いわく、

身体座標軸というのは身体意識の中でも最も根底的な意識だと。

 

 

で、そんな情報たちが繋がって一つ気付きを得られた。

 

 

それは

重力とは何かということ。

 

考えた結果、

重力を感じる際、方向性の細分化なしに重力を捉えていくというのは

重力の特性を全く捉えていないなということ。

 

 

重力は上から下に向かって働いている。

 

 

ではその上から下にというのは、

なんとなく上の方から下の方へなのか?

 

いや違う。

明確に地球の中心の1点に向かって働いている。

 

また自分の中心軸というものも、

地球の中心から自分の身体を通って形成される。

 

 

そういう風に考えていくと、

方向性を極めていくというのは

重力を捉える上でなくてはならない作業と言える。

 

 

なんとなく下に引かれている感じとか、

なんとなく身体の重みみたいな認識に留まっている時は、

明確にどの1点からどの1点に向かっているのかという深掘りをしないと

おそらくパフォーマンスは上がっていかないだろう。