僕は研究員でも専門家でもなく一トレーナーとしての推察だと捉えてください。

 

ビタミンDが季節性インフルエンザ、COVID-19の感染リスクや死亡率を下げる可能性があることについてのレビューが出ました。

現状直接的な実験は行っていないようなのであくまで「可能性がある」とのことですが、過去の様々なビタミンDと疫病や感染症との関連性を示しているので理論的に言えば、感染のリスクは軽減できる可能性はあるとのことです。

 

期待できる効果として、大きく分けて2つ。

・骨粗相症の予防

・感染症の予防

 

ビタミンDの基本的な役割はカルシウム・リンの吸収促進です。

欠乏によりこれが阻害されると、石灰化障害であるクル病・骨軟化症が起こります。

その為、血中ビタミンD値を上げておくことが大事だと言えます。

 

 

ビタミンDを摂取する方法を2つお伝えいたします。

 

①食事から摂取する

昨年より基準摂取量が引き上げられました。

18歳以上の成人は8.5μg(マイクログラム)を食事から摂取するよう言われています。(日本人の食事摂取基準2020)

目安として、鮭の切り身(80g)で25.6μgです。

 

多く含む食材

・魚類

・きのこ類(干し椎茸やキクラゲなど)

これらに多く含まれています。

1日に1回魚料理中心とした食事を取れると良いですね。

 

 

 

②紫外線により皮膚で産生する。

本来ビタミンは体内で生成できません。

しかし、ビタミンDは日照により皮膚で紫外線の作用により産生できるという特徴があります。

 

政府からの自宅待機要請で、数日間家から出ていない方もいるではないでしょうか。

しかし、人が多くない時間帯や場所であれば外出は可能なので、20分程度陽を浴びながら運動や散歩することをお勧めします!

4月ではおよそ5分〜10分程度(日本人の食事摂取基準2020)紫外線を浴びれば皮膚からの生成は十分であると考えられます。

 

方法①の食事性のビタミンDは不活性型と言われているので方法②の紫外線で活性化して上げると効果的と言われております。

1つの方法だけに頼るのではなく、バランスよく継続していくようにしましょう。

 

最後に、

ビタミンDの過剰摂取に関しては、紫外線によるビタミンDは必要以上は産生されません。

食事からの摂取でも腎臓で厳密に調節されているため、高カルシウム血症が起こると、活性化が抑制されるので、ご安心を。

 

 

困難な今の時期だからこそ、改めて毎日食べる食事や運動の大切さを考えてみてはいかがでしょうか。