「もう、友達やめて欲しいの」
「え...?」
結衣の言ったことを一瞬理解できなかったらしい。
ここは教室。放課後。私達は中学1年。教室にいるのは私、原中結衣と葉山玲於奈と木田乃亜と香川凛。
4人は中学校入学式からの友達だ。よく遊んだり、勉強?もたまに...する。学校では授業中に手紙を書いて交換するほどの仲だ。
そんな仲良しの4人だった。今日も一緒に帰るはずだった。すると急に結衣が暗い顔をした。どうしたの?と乃亜が聞くと友達をやめて欲しいといった。乃亜は驚いたが結衣なりのジョークかと思い、「冗談やめてよー!」と言った。
「冗談じゃないよ」結衣は言った。
その言葉を聞いた乃亜は「なんで!?」と言った。
玲於奈も「どした?」と言い、凛は「結衣大丈夫?」と言った。
結衣は笑って「もう、乃亜たちといるの疲れたんだ」と言った。「え...」乃亜は絶句した。「嘘だよね?冗談って言って!」乃亜が言った。
結衣は「いや、本気だよ」と言い、「じゃあ、帰るね」と言って帰った。