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2015年の日本

2015年の日本―新たな「開国」の時代へ/野村総合研究所2015年プロジェクトチーム

¥1,680
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この本は(確か)本田直之さんの本に紹介されていたので読んだ。
ネガティブな要素の多い日本が実際にどのようになっていくのか知りたかった。

この本の要旨としては

日本の将来は難しい局面にはあるが、それは解決できる。


ということだと思う。


2015年の日本は少子高齢化に突入する。
人口は今より400万人程度減る程度だけど、高齢者が急増し、労働力人口が減少する。
労働力人口が2000年をピークに2015年には400万人ほど減ってしまう。

つまりこれからは日本にありがちな豊かな国内市場を当てにするビジネスモデルは縮小に向かうと述べている。

その解決策として「第三の開国」が必要であると説く。
明治維新が第一の開国
第二次世界大戦後の戦後復興が第二の開国

でこれからより開かれた社会が必要だという第三の開国。

その成功例としてイギリスをあげている。
イギリスはこの十数年間好調さを維持している。(もちろんサブプライム後の金融危機ではダメージをうけているけれど)
その成功の要因は徹底して市場をオープンにしたことによるものだ。
金融を強化し世界の国々から資金を集め、映画、音楽、ソフトウエアなどのクリエイティブ産業を奨励し、外国からの移民のハードルを下げている。
僕も今年の2月に行ったときは街の活気からいって景気が良いのがよくわかった。

これからの日本は人口減少とともに地方の経済が疲弊していく。
これを回避するためにはやはり外国から人とお金を呼び込むしかない。

例として
オーストラリアのスキー旅行者を呼び込んだニセコ。
世界中からトライアスロンの聖地として人々をひきつけ始めた石垣島。

などをあげていた。
そのほかにもガラパゴス化を辞め、はじめから国際規格の作りに力を入れること。
大学の国際競争力をあげること
地方は東京頼みを辞めること

この本で僕たちはとるべき行動はさらなるグローバル化に対応し、商品やサービスをいかに国外に売っていくかということだよね。

英語を学ぶモチベーションがさらにあがった。