苗木から育てているまろやか南高梅干・紀州小阪農園の気まぐれ日記

苗木から育てているまろやか南高梅干・紀州小阪農園の気まぐれ日記

春夏秋冬、自然の営みの中で一粒一粒の梅の成長を見守ります。

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久しぶりとなりました。

昨年の震災以降十カ月ぶりです。何かひっかかる感じで書けずにいました。

臨床心理士の堀之内高久先生の著書にある、直接被災を受けていなくてもテレビや新聞、ネットなどからの情報で心理的に受ける被災の「疑似被災」に少し近いものがあったのではなかったかと感じています。


台風十二号もあり何か色々と考えさせられる十か月でした。


その間三男坊がブログに侵入、ゲームにも熱中していたようで少々おしおきです。



さて、梅の開花も近くなり授粉用のミツバチの準備の季節です。


今朝は薄暗いうちから巣箱の設置をしました。


シーンと静まりかえる畑。


張り詰めた空気。


少しづつ明るくなる空を見上げ


「いよいよはじまるな。」


毎年この日にスイッチが入ります。



梅の花が咲き実を結び収穫、漬け込みの終わる七月上旬まで天候を気にしながらの気の抜けない毎日が始ま


りました。




11日に起こった東北関東地方の地震、津波、原発原故。


今まで見たこともない状況に、


被災された方々の事を思うと言葉が見つかりません。


この十日余りはずっと沈んだ気持ちの毎日でした。



今日から選抜高校野球が始まりです。


東北高校の選手達の堂々の行進に


このところの事が重なり胸が熱くなりました。



NHKでは被災地の若者が都会に行かずに生まれ育った地元を復興させるために


残る姿や、もう一度やり直そうと再建を誓う会社経営者の思いが紹介されていました。


現実を受け入れることもつらい状況の中、前を向いて生き抜こうとする姿にこちらも


勇気づけられた感じです。


あまりにも広範囲な震災でいまだに十分な食料や物資がいきとどかない


現状、被災された皆さんには一日も早く力強く生きてゆく希望の光を


見つけてほしいです。




昨日からの雨も上がり空が明るくなってきた。


二日前に苗木の接ぎ木をして植えつけたばかりだったので、


天気のめぐりがいいです。



朝からうぐいすの鳴き声が山に響き渡る。


梅の花も満開。


  はる~ て感じです。

 

四月並みの陽気、あったかいです。



畑に設置している巣箱からはミツバチが


今がチャンスとばかりに蜜を求めて飛び出してゆく。



足元をみるとモグラの通った後。


いや~もう春ですね。


わくわくしてきます。