家造りも暮らしも健康が第一の小坂です。

 

誰も教えてくれない土地探しのコーナーも

一旦終了して、

健康な家造りをしている建築業者の見分け方

について書かせて頂きます。

今回は、白蟻駆除材についてです。

 

一般的には、ピステロイド系の殺虫成分

が入った物が使われていますが

 

これは人間に害はない?と言われていますが

全くのウソです。国にシロアリ駆除剤材を規制する法律はありません。

 

シロアリ防除剤は化審法の適用を受ける化学物質ですが、

化審法では、急性毒性試験や変異原性試験以外の

毒性試験の提出は義務づけられていません。 

 

農薬取締法と同様に免疫毒性、神経系毒性などについて

は配慮されていないため、シロアリ防除剤が化審法を

クリアーしたからといって、「毒性がない」とか「無害である」

とはいえないのです。

 

特に、シロアリ防除剤のように長期間、微量の化学物質

に被爆する室内汚染物質を規制する法律はないため、

環境汚染よりも先に人体のほうが汚染される危険性もあります。

長期間の暴露が一番危険ですよ。

 

 一度まいてしまった薬剤は、床下の土を換えても、

木を削っても、炭を入れても完全になくすことはできません。

薬剤の濃度が高かった台所の米やそうめんからも薬が

検出されたり、家具や衣服にも薬剤がしみこんだりして、

結局全てを手放すことになってしまった例もあります。

 

現在のシロアリ駆除材は、農業で使用される薬

よりもずっとずっと濃くずっとずっと大量に使用されるのです。
しかも、毎日生活している床下に白蟻駆除材を撒いてしまうと、

揮発、蒸散、分解をして、空気に溶け込み居室に

上がってきます。

 

つまり、室内の空気を汚し、結果的に住まい手の

健康を脅かすことになります。住宅の性能が

上がれば上がるほど、そして、住宅が高性能化し、

快適さが増せば増すほどに、このリスクはどんどん

高まっていくのです。

 

日本が現在、使用している薬剤は、主にネオニコチノイド系、

合成ピレスロイド系が主流です。

 

2013年5月にEUの主要国がネオニコチノイド系農薬が

2年間使用禁止とされました。

日本ではいまだ主流で使用され、代替品の研究が行われています

が農薬系の合成殺虫剤に変わりはありません。

 

実は、海外では全く使われておりません。

海外ではホウ酸系の白蟻駆除材が主流

しかも、1回施工したら、永久的に施工しなくてもOK

 

こんな、白蟻駆除材を日本で使われたら

白蟻業者はつぶれてしまいますよね。

 

なので経済優先の日本では、建築業者と白蟻業者との

関係もありますが、ホウ酸系のシロアリ駆除材

を使用している業者が少ない訳です。

全体の1%ですよ。

 

又、無機物であるほう酸は、従来の農薬による処理と違って

揮発・蒸発しないので、効果がずっと長続きするだけでなく

部屋の空気も汚しません。

 

新築時のホウ酸処理は、「腐らない・食べられない家づくり」を実現します。

つまり、住宅全体の「腐食・劣化」対策なのです。

先ほどお伝えした「半永久的に効果が持続する」のも、新築時に処理するからこそ。

再処理が不要であれば、その分、将来的なコストを削減することができます。

 

ここまでお伝えすればわかると思いますが

 

あなたならどちらを選択しますか?

ホウ酸系ですか?ピステロイド系ですか?

 

家造りを考えている方へ・・

まず、ホウ酸系以外のシロアリ駆除剤を使用している業者は

NGと思った方がいいでしょう。

 

いくら、F☆☆☆☆で安全?ホルムアルデヒドも基準値以下です?

などと言っていても室内に揮発する別の物質に対して

配慮がされていないだけでも知識がないと思います。

 

今回は、シロアリ駆除剤に視点を当てて書いてみました。

 

もう一度考えてみて下さい。

虫を殺す事と、自身の家族の健康とどっちが大切ですか?

答えはわかっているはずです。