『吾輩は猫である』

という映画があった。


文学の本を読む前に、

映画を観た方が、

分かりやすいと思った。



『坂の上の雲』でも思ったが、

想像出来ない事が多い。


ドラマや映画を観ておくと、

想像しながら本を読める。



想像が出来ないから、

本が読み難いという事も

あると思う。



『吾輩は猫である』の時代、

頓珍漢なやり取りがある。


旦那さんが外で

新しい言葉を覚え、

奥さんとの会話に使う。


明治や大正は、

全く使われていない言葉を、

男性が使い出すという事が

多い時代だと思う。


奥さんは理解が出来ず、

頓珍漢な返答をしてしまう。



これは、

とても魅力的なやり取りに

思える。


とても可愛らしい。



奥さんが、新しい言葉を、

自分が知っている言葉と

勘違いするケースも楽しい。



朗らかという感じに加え、

夫婦の会話では、

頓珍漢という感じが加わる。



こういった当時の風情は、

とても魅力があると思う。



何時も有り難うございます。