小学生の頃から
わたしの部屋は
足の踏み場がなかった。

床に何があったのか
服 靴下 お菓子の袋 リボン マニキュア
パンフレット 教科書 テストの答案
何かのお知らせの紙 CD。

ある日
両親がカラーボックスを
たくさん買ってきた。

床に散らかってるものを
その中に整理整頓しなさいと。

結果できなかった
カラーボックスの中に
ただただ床の上に散らかってるものを
押し込んだだけ。

整理整頓ってどうするの?
教えてもらってないよ?

発達障害の子でも
本当なら
ちゃんと小さい頃から
教えてあげたら
ちゃんと整理整頓できるようになるらしい。

できまないまま
大人になっちゃったから
今でも
わたしの部屋はぐちゃぐちゃ
スッキリしたら気持ち良い
それは普通の人と同じで分かってるから
お掃除もするし
整理整頓らしきすることもするけど
多分出来てなくて
すぐに元通り。

幼い頃と変わったことと言えば
床の上に
散らかってるものが
シャネルやイヴ・サンローラン
フェラガモやディオール
そんなものに変わっただけ。

こんなにもの要らないのに。
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どんだけものがあっても
こんだけものがあっても
愛犬の笑顔には何にも敵わない。