かくかくしかじかという東村アキコさんの漫画を読んだ。


私は東村アキコさんの漫画が大好きで、1人目妊娠中の産休の時に、この漫画を読んだことがあった。


産前休暇暇すぎて、漫画喫茶で漫画ばかり読んでいた。




ついこないだ、暗闇の人生から抜け出したい一心で買った本のしおりに、とある有名な方のオススメ10冊に、エントリーされていた、かくかくしかじか。


あっ多分読んだことあるけど、そんなにオススメならまた読みたいと思った。



メルカリでポチッとしたらすぐ届いて、絵が好きな娘に読ませた。


数日経って、今日久々のお休みをもらったので、読んだ。





この本に出てくる、絵の先生が熱くて、とにかく熱心で、とてもすごいと思った。


ヘレン・ケラーの先生だったサリバン先生も、よく彼女に熱心に教えたな〜と思う。


いいメンターがいたら、人はすごく成長するようにかんじる。




かくかくしかじかを読んで思ったのは、先生のしつこさはエホバを信じる母親と同じくらいの執念。


似てる。


子供の成長をさまたげ、宗教に走る母親は毒だが、執念感は似てる。




以前読んだ時は、妊婦だったし、何も感じず、面白いとしか思わなかった。



でも、今日読んだら、この先生、しつこいし熱い。


エホバ母親も似てるなあ。




全く愛の注ぎ方間違ってるし、子にとって毒的なやり方しかしてないし、、、人生の邪魔でしか無かった母親。



毒×毒、猛毒な宗教をたたいて教え込む母親。


邪魔でしかなかった。

不要な教えだった。

死んでしまいたかった。





ただ、かくかくしかじか読んで、お母さんの愛のようなものを感じた。



間違ってる。でも子供に真理だと植え付けられたマインドコントロールされてる、偽の教えを、命のために全力で教えこもうとした。


っていう熱いものは感じれた。







母さん、間違ってるよ。

全部真逆だよ。




きっと、母親は信じるものを間違えただけで、愛ゆえの行動だったんだな。





弱いと、何かにすがりたくなる。

わたしもアルコールやらなんやらにしがみついている。





それが間違えて宗教に走った。

そして全力で子供に教えこもうとした。







母さん、違うんだよ。




でも、母親、愛はあったんだろうな。






そう思えた。漫画読んで。







この本はとてもいい本で、熱くて、泣けた。


私の人生と比べたらキラキラしていてかっこよかった。





私は、自分の人生に迷走して、何者にもなれていない自分にイライラしていたことに気付かされた。





どんな時も描き続けることを、この先生は教えていた。

だから、東村アキコさんも、どんな境遇になっても描ける。批判されても、怖くない。





私は何者でもない、単なる弱い人間、仕事も何かできるわけではない。


ただ、生きることを懸命にやってきた、それだけは言える。





私は私の人生どう生きるか、それを考えさせられたし、私は私という人生をもがきながら懸命に生きれたと思った。



人生どう生きるかってのを、考えれたら強い気がした。







うまく表現できないけど、泣けた。




妊婦だった、浮かれてた私には涙さえでなかった。

この人の人生いいなしか思えなかった。



今子育てと仕事に追われ毎日ヘトヘトで、苦しんで悩んでもがいて、過去に苦しめれて、そんなどん底をやってるから、泣けたってのはあるんだろうな。






私は私の熱い心をもって、生きたいし、生きる意味もある。



なんか、そう感じた。







生きる。

人を愛する。



素晴らしいことだ。

人を愛したり、思いやったり、そうやって日々を生きる。


人と比べて出来てるかどうかは大事では無い。


人を思いやり、ともに生きるってのがカッコイイ気がした。



すごい人にはなれないが、あの人暖かいよねって人になって、そして一緒に笑えたら、いいな。




いい本で、私のクローゼットに忍ばせておこうと思いました。