天から召す 縁給ひて 直に掛け
罪さり願ふ 生霊神に
飛鳥なる 御言を受けて 諾なはむ
千三五十年の 罪と無礼を
大倭根子 国牽尊の稜威に伏せ
怠り諾なふ 弱き吾が身は
曲悉く 言向け和す 生霊の
建物部の 神ぞ畏し
諾なへど 乞ふは畏るる 天のまま
神に任せし 安き吾が身は
袖浸す 悪醸満つる 峠にも
恐れざらまし 生霊神の守りに
舂の 世は根底まで 近くとも
濯き打ちして 神に仕へむ
つまと利く神の物具になりてしか
かかんまくほし 畏れみなからも
飛鳥皇神の 防衛に 殊なりし
わけてめでたき 生霊大神