シルバーバーチやひふみ神示などの霊的な書物からの情報を整理して、以前死後の世界についてという記事を書いたことがありましたが、地球の幽界についてもう少し研究してみたいと思います。

 

 

 

*少しはイメージできましたが、アストラル界と言う時は、具体的には何を指しているのですか。


どの惑星もエネルギー的に対応するアストラル球体と繋がっている。
これは物理的な惑星の上に覆い被さっていて、大きさはずっと広いもののずっと繊細な性質をしている。
物理的な惑星がコーヒーの豆粒ほどの大きさだとしたら、アストラル的惑星の大きさはサッカーボールに相当する。だがエネルギーの性質上、コーヒー豆はサッカーボールの中心となる。物理的な惑星は、アストラル的惑星からエネルギーを貰うことでその構造と機能を維持しているので、アストラル球体をなくしては存在できない。
このアストラル界には様々なレベル、つまり密度の異なる色々な波動層があるが、物理的な惑星の表面に近い層が最も濃密で、繊細になればなるほど表面からは遠ざかる。
それぞれの層には、独自の地質的な構造と自然がある。より精妙な層の自然の方が、粗雑な層のものよりも美しく完全だという差はあるが、どれもに谷や山や河があり、動植物もいる。物質界の自然は、アストラルの自然が不完全に投影されたものだと言えるし、物質界に存在するものは全て、それ以前にアストラル界で実験済みなのだ。

 

 

魂の法則 ヴィセント・ギリェム

 

 

 

 

 

問「その七つの世界はミカンの皮のように、あるいは大気のように地球を取りまいているのですか」
ストラドバーリ「そうです、でも肉体をもった者はここには住めません。地球は人間が住むようになる以前は高級な霊的存在、あなたがたの言う天使が居りました(聖書の)創世記にある通りです」
問「ということは当時の地球は高級霊の通う場所だったわけですか」
ストラドバーリ「その通りです。物質化した霊魂がそのまま居残ったのが最初の人類です」
問「あなたのいる界は地表からどの位の位置にありますか」
ストラドバーリ「それは私には分かりませんが、かなり近いようです」
問「界と界との境はなにか床 floor のようなもので仕切られているのですか」
ストラドバーリ「空間 space によって仕切られています」
問「それらの界が地表の上空にあるとなると、人間の目には透明なわけですね。それを通して星とか太陽とか惑星を見ているわけだから・・・・・・」
ストラドバーリ「ご説明しましょう。人間の視力はある限られた範囲の光線しか受けとめることが出来ません。霊的なものは人間の目には映らないのです。
 死んでこちらへ来ると最初はどこへ行っても違和感があり新らしいことばかりですが、感覚が慣れてくると、こちらの土地、海、草木なども地上とまったく同じように実感があることが分かり、しかもはるかに美しいことを知ります」

 

 

 

ショパン「私の住んでいるところは地球から遠く離れています。円周の外側にあります」
問「何の円周ですか。地球のことですか」
ショパン「地表から完全に離れています。こうして通信するために降りてきている間はあまり離れていません」
問「エベレスト(八八四八メートル)がひっかかりますか」
ショパン「いいえ」
問「どの位の距離がありそうですか」
ショパン「およそ五万メートルです。ですが、距離とか空間はわれわれが移動する際は全く関係ないようです。心に思えばもうそれでそこへ行っています」
ドイル「難しい問題です。同じ国の人間でも、その国についての説明をさせれば一人一人違ったことを言うでしょう。霊界についても同じで、霊によって言うことが違ってきます。私に言わせれば、私は今あなたの上の空中にいます」


問「距離は地表からどの位ですか」
ドイル「分かりません」
問「地表に近い大気圏のあたりが幽界より上の界へ行くための準備をする所、いわゆるパラダイスですか」(第1図)
ショパン「そうです。はじめは地上で過します。同じパラダイスでも地上から離れて第一界(幽界)に近い部分もあるわけです」
問「キリストも、それからキリストと一緒に処刑された例の盗っ人も、そこで目を覚ましたわけですか」
ショパン「そうです。キリストはそこから戻って来て姿を見せたわけです」
問「そこは地球の表面になるのですか」
ショパン「そうです。中間地帯です。界と界との間には必ずそういうものがあります。人間はみな地上にいた時と同じ状態で一たんそこに落着きます。がそこで新らしい体験をさせられます。

 

 

 


問「天文学者であられた卿にお伺いしますが、霊の世界は地球の近くにあるのでしょうか」
ボール「地球の外側をぐるりと取り巻いています」
問「地球からの距離はどのくらいでしょうか」
ボール「これは難しい問題です。三十キロ程度の近いものもあれば百キロほど離れているものもあり、遠いものになれば何千、何万キロも離れています
問「人間の肉眼には透けて見えるわけですか」
ボール「肉眼は限られたものしか見えません。霊の世界は肉眼にも天体望遠鏡にも映りません」
問「例えばガラスのコップのようなものを考えてもいいでしょうか。実体があり固いけど、透明であるという・・・・・・」
ボール「なかなかいい譬えです」
問「そうした世界はどの天体にもありますか」
ボール「あります。どの恒星にも惑星があるように、どの天体にもそれなりの霊の世界があり、同時にそれぞれの守護神がいます。秘密はエーテルにあります」
問「大気圏を三十キロの高さまで上昇していったら霊の世界に触れることが出来ますか」
ボール「それは不可能です」
問「ということは霊の世界は透明であるだけでなく、身体に触れることも出来ないということですか」
ボール「その通りです」
問「本質はエーテルで出来ているのですか」
ボール「そうです」
問「霊界の秘密はエーテルにあるとおっしゃったのはその意味ですか」
ボール「さよう」
問「そのエーテル界の生活や存在は地上生活と同じく実感がありますか。そして楽しいですか」
ボール「はい、楽しくて実感があります。但し善人にとってのみの話です」 (善人 the good の文字に二本の下線が施されている)
問「地球の霊魂が太陽系の他の惑星、例えば火星や金星のエーテル界を訪れることが可能ですか」
ボール「高級霊になれば可能です」
問「例えばオリオン座のベテルギウス星の様な遠い星でも同じですか」
ボール「同じです」
問「普通の霊魂は行けませんか」
ボール「行けません」
問「ではこういうことですか。つまり普通の人間は死後その天体のエーテル界で生活し、高級になると他の天体のエーテル界を訪れることが出来るようになる」
ボール「その通りです」
 

 

古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より

 

 

これは多くの霊媒を通して帰幽した霊が述べていることですが、地球を取り巻くように何層にもなって幽界(=アストラル界)が存在しているようで、物質としての地球はそれを取り巻く幽界からエネルギーを得ているともイザヤ霊は述べています。

 

 

幽界は半霊半物質なのである程度までは距離と物質的な概念があるのですが、距離的な実感を持つために図にしてみました。

 

幽体の半霊半物質に関する説明の過去記事からの引用です。

 

アストラル体(幽体)は、外見は人間の身体に似ているが、光り輝いていて半透明である。実際には、太陽からの高周波の光で活性化されたヘリウム・アルゴン・キセノン・クリプトンという四つの希ガスを組み合わせた、ガスエネルギーの流動体で構成されている。

(魂の法則 ヴィセント・ギリェム )

 

魂の法則

ヴィセント・ギリェム 

*魂の法則はこちらで無料で読めます。

 

 

 

地球と月の縮尺図

 

地球と月は約38万キロ離れています。宇宙全体から見ればミクロの距離ですが、地球人のサイズ感だと果てしなく遠いです。

 

 

 

地球の直径は12,742km(12,756kmとも)

 

ここでは地球の直径を12,742kmとして考えてみます。月まで38万kmなので地球の直径を約1.27万mとすれば地球を約29個並べたら月に到達する計算になります。

 

 

次ぎに「これは難しい問題です。三十キロ程度の近いものもあれば百キロほど離れているものもあり、遠いものになれば何千、何万キロも離れています」「およそ五万メートルです」といった諸霊たちの述べている幽界の距離を図にしてみます。

 

 

 

 

 

 

ショパンは通信のために一時的におよそ地表上空五万メートル(50km)まで降りてきているとのべていますが、50kmは上の図の一番左が地球の直径、一番左が100kmなのでさらにこの半分です。

 

上空50kmは地上人からみれば成層圏ですが、この縮尺で考えると地表スレスレと言えます。

 

生前天文学者だったボール博士は「三十キロ程度の近いものもあれば百キロほど離れているものもあり、遠いものになれば何千、何万キロも離れています」と述べていますが、高度3万メートル(エベレスト約3.3個分)から地表から地球の直径を超える大きさまであるということです。

 

 

 

この「何万キロも」という例えを一桁最大の9万kmと捉えるなら地球約7.5個分の高さまで幽界はあることになり(概算ですが)、イザヤ霊の「コーヒーの豆粒ほどの大きさだとしたら、アストラル的惑星の大きさはサッカーボールに相当する。」という言葉を鵜呑みにするなら、コーヒー豆1粒を約1cmとしてサッカーボールを22cmとするなら、地球22個分の距離である約28万kmまで到達します。

 

 

月まで約38万kmなのであと10万kmで月に到達します。月にも同じように幽界はあるので上の方は触れ合っているのかもしれません。

 

 

ボール博士の何万kmという例えば非常に抽象的で、イザヤ霊の例えも大雑把なものですが、大体イメージが湧かないでしょうか。

 

 

 

 

 

上の図のピンクの線がイザヤ霊の述べているコーヒー豆(物質としての地球)とサッカーボール(幽界)のサイズの例えです。

 

 

上空28万kmを上空と述べて良いのかは少々疑問ですが、縮尺としてはこんなイメージです。

 

 

幽界は物質界と霊界の中間的な性質を持っていて、ある程度までは物質的な性質や距離的な性質を持っているためこういった考察を述べることが出来ます。

 

 

またひふみ神示や西洋の霊媒を通した霊訓などほとんどすべてが界は7つにわかれていると述べています。地球の幽界も7つに分かれていると言いますが、「幽界行脚」の地球の幽界を7つに分けた図を見て見ましょう。

 

 

 

 

ワード の述べた幽界の概略図

 

幽界行脚

参考サイトはこちら

 

 

もう一度「古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より」から引用してみます。


問「界は幾つありますか」
ストラドバーリ「七つ」
問「その七つの世界はミカンの皮のように、あるいは大気のように地球を取りまいているのですか」
ストラドバーリ「そうです、でも肉体をもった者はここには住めません。地球は人間が住むようになる以前は高級な霊的存在、あなたがたの言う天使が居りました(聖書の)創世記にある通りです」
問「ということは当時の地球は高級霊の通う場所だったわけですか」
ストラドバーリ「その通りです。物質化した霊魂がそのまま居残ったのが最初の人類です」

 

古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より

 

ストラディバリも界は「7つ」と答えています。面白いのが「地球は人間が住むようになる以前は高級な霊的存在、あなたがたの言う天使が居りました」「物質化した霊魂がそのまま居残ったのが最初の人類です」というのは日本の天孫降臨や人類の最初の世代である黄金世代を連想させます。出口王仁三郎も天照大御神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた神々である天忍穗耳尊ら八柱の神が最初の物質化存在だと述べています。

この神々は今の人間とは違い、物資化したといってもおそらくもっと精妙でストラディバリ風に言うなら「天使」なのでしょう。

 

 

 

この意味なら高天原は高次の幽界であり、高度な神霊の集う場所から地上に降り立った(地上レベルの振動数に物質化した)という風にも取れますし、よくシルバーバーチの言うすべてを物質的な視点のみで考えるからわからなくなるというアドバイスもなるほどと思います。

 

 

死後どんな扱いを受けるかは千差万別で、生前に積んだ善悪の行いや形成された精神性、他者への愛情の深さ、神への信仰などあらゆることが考慮されてみな異なるようですが、死後はまず地球の幽界(物質性がある程度まで残る)に進み、進歩すれば物質性が完全に消える霊界に進むようです。

 

 

幽界というのは地球圏の影響力が残っている半霊半物質の境涯であり、霊界はほかの天体への進むようで、マイヤースは霊的な視点から見たほかの恒星や惑星について「個人的存在の彼方」で色々言及しています。

 

訳者が違いますが、こちらでもネットで無料で読めます。

 

寅吉物語や宮地水位の異境備忘録でもほかの太陽系天体や月や太陽に行く話がありますが、ほかの天体にどんな人たちが住み、どんな文化や風習があるのかはとても興味があります。

 

 

ハッブルディープ・フィールド。明かりの1つ1つが銀河です。

 

 

ハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールド。明かりの1つ1つが銀河です

 

 

ボール博士はベテルギウスなどのほかの恒星にも言及していますが、銀河系だけでなくお隣のアンドロメダ銀河や数千億あると言われているたくさんの銀河にもそれぞれ世界があるわけですから、宇宙は果てしなく凄いことになっているようです。

 

 

地球だけでも相当複雑なのに、太陽系のほかの星々にもそれぞれ人がおり、私たちの天の川銀河系には太陽のような恒星が2000億~4000億個あると言われています。

 

 

全部の恒星が太陽のように惑星を持ってはいないかもしれませんが、2000~4000億個も恒星があれば太陽系と似たような構成はたくさんあるはずです。

 

 

そして私たちの天の川銀河のような銀河はハッブル・ディープ・フィールドやハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールドで写真で見られるように、様々な銀河が宇宙全体に2000億超くらいあると言われており、霊訓で言われているような世界構造が事実なら、これを統率する全知全能の大神は果たして如何なる存在なのか想像も付きません。

 

 

宮地水位の異境備忘録や西洋の霊訓での述べられている「神集岳」や「神庁」は同じ存在のようですが、これが太陽系の神庁なのか、天の川銀河の神庁なのか、お隣のアンドロメダ銀河などご近所の銀河を集めた銀河団の神庁なのか、それともハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールドでみるような全宇宙の広域、あるいは全部の神庁なのかはわかりません。

 

 

これは物質的な視点から述べていますので、物質性が完全に消滅した霊界やさらに奥の無の世界ではこういう星や銀河という考え方は低次の概念ですのでしないと思うのですが、人間の感覚からすると物質界、幽界、霊界を含めた宇宙や霊の世界の運営というのはほとんど無限の世界のように思えます。

 

 

こういったものを作り出し、運営している存在はまさしく神々であり、その神々を統べる究極の全知全能たる存在がいるというのはなんとも凄すぎて、私たちが主神と仰ぐ存在はもはや人知の遠く及ばない存在であり、物質肉体から解放された後もそんなに簡単には理解出来ないであろうほど果てしない無限の存在に思えます。