火と水と組み組みて地が出来たのであるぞ、地の饅頭の上に初めに生えたのがマツであったぞ。マツはもとのキざぞ、松植へよ、松供へよ、松ひもろぎとせよ、
松玉串とせよ、松おせよ、何時も変らん松心となりて下されよ。
松から色々な物生み出されたのぞ、松の国と申してあろが。
七月一日、あめのひつ九のかみ。松の巻 第十六帖
日月神示には松を食べろという文言が散見され、地上に発生した植物は松が最初であると書いてあります。松を食べるというのは現代日本人にとって馴染みのないことで、松は食用ではなく、鑑賞用や雑木林に生えているような存在になっています。
海外から輸入する松の実は食用として存在しますが、松の葉を食べる人は極々限られた人になり、口に入るものとしては漢方薬や松葉エキスなどのごく限られたものになっています。
松葉は古来より仙人食とされ、人体に養生し、長寿不老の食べ物とされていて、その効用は非常に高くちょっとネットで検索するだけでたくさんの情報を集めることが出来ます。
ホツマツタエの中では天照大神様は松の葉を常食していますし、戦国時代は松葉を非常食としていたり、近代では第二次大戦中に松葉を食べさせて患者の治療に当たった松葉軍医もこの手の話では有名です。
医学的にも松は非常に栄養価が高く豊富なビタミンに加え、スレオニン、バリン、ロイシン、チロジンなど、現在確認されているだけで24種類のアミノ酸が含まれており、単純に栄養的な側面としても価値があるようです。松の葉を食べて血圧が下がったとか、病気が良くなったという話もネット上でたくさん見かけます。
戦国時代に松葉を非常食にするために、城に松を植えていたくらいですから、松さえ食べていれば人は餓死することはなさそうなので、緊急時の非常食として松を選択肢に入れることも可能です。
まさに良薬口に苦しを地で行く感じでとにかく苦く、ホツマツタエの中の天照大神様でさえ、
松の葉を食べるに際して「苦くて臣民はよう食べん」と述べているほどです。
しかし昔のようにそのまま食べるのが主流だった時代と違い、現代にはたくさんの文明の利器を利用した摂取方法があるのでいくつかご紹介したいと思います。