アレクサンダーテクニークを勉強され、ピアニストとしても活躍されている、伊東佳美先生。


昨年11月、奈良支部のKPAグレードテストで、審査員をしてくださった、伊東佳美先生にいただいたアドバイスが、衝撃的でした。


「どうしても手首を振りながら弾いてしまう子は、どうしたらよいでしょうか

すると、伊東先生が

「大いにさせてあげてください」…と。



まだ手指も小さいうちに、固定して弾く弾き方を教えてしまうと、あとから脱力することが、とても困難になること。


自然な手の重みで弾くためには、小さいうちは、手首を落とすのが自然の原理であること。


そして、先生は、自身のブログに投稿している脱力奏法を教えてくださいました。
ピアノを楽に弾こう~脱力1~



そして先日は、その伊東先生のセミナー、「身体の仕組みを知って楽にピアノを弾こう」に行ってきました。

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鍵盤を押す力は、わずか50数グラム。
  成人の片腕の重さは、約5キログラム。


その腕の重みをうまく利用し、
  肩から指先までの骨の付き方を理解し、
    それぞれの指の持つ個性を生かした奏法で出した音は、


  心地よく響く、いい音が鳴る
     粒のそろったきれいな音が鳴る


弾きにくいパッセージを、一生懸命リズム変奏なんかして、くりかえし練習しなくっても、いとも簡単に弾けるようになります



実は私も最近になって、気付いたことがありました。

昨年度、私自身がコンクールに出るに当たって、超スローに、なおかつ超脱力を意識しながらアルペジオの練習していたときのこと。


  ちゃんと脱力すれば、すべての音が同じ大きさで均一に音が出るんだ…。

  

理屈や自分ではわかっていても、ちいさな生徒にそれを伝え、、奏法を身に着けさせるのはむずかしいな~と、つくづく感じます。



今回のお話は、リーラムジカの籐拓弘先生の音声教材12月号の、宇治田かおる先生のお話とも通じる内容がたくさんあり、今まさに、私の中では、「らくにピアノを弾こう~」は旬のテーマです。


伊東佳美先生、ぜひまた、第2弾、実践編のセミナーの企画、よろしくお願いします~