ここ数日で

ごくマイナーな自分的節目がいくつか。


ひとつは栗本薫というか中島梓というか今岡純代さんの一周忌。

高校時代に出会ったグインサーガ、

初期の息をもつかせぬ展開と、中後期のとーーってももどかしい中弛み、

そして初期のきらめきを違う形で取り戻しつつあったここ数年。

かかさず発売日の前日には新刊を入手してました。

私の中では恐怖の未完4部作ってのがあって、

筆頭はこのグインサーガ、

中島梓著の「転移」を読んで

結局、栗本薫はグインを終わらせるつもりがなかったんだなあ、と解釈した。

ちなみに残りの3作品は

スティーブンキング「ダークタワー」

小野不由美「十二国記」

森岡浩之「星界の紋章」

幸いなことに、キングは交通事故で死にかけたのを期に

このライフワークに怒涛の幕引きをしてくれた。

納得のいく結末だったかどうかは別として、とにかく終わったことはめでたい。

今、いちばん気になるのは小野主上。

どうかなんとか、戴国に未来をあげてください~。

星界は…

もういいや、どっちでも。



二つ目は、

「二本の木」という本の刊行。

二本の木/小沢 爽
¥1,470
Amazon.co.jp

まだ入院していた1月、偶然この本を元にした特番@NHKを見てだだ泣きし

看護師さんに心配をかけた。

今でも録画を繰り返し見ては涙が出る。

番組は小沢爽さん、千緒さん夫婦のがん闘病記を朗読形式で紹介するもの。

飾らない構成が小沢さん夫婦の想いを率直に伝えてくれて

すごい演出だと思い、元になった「二本の木」をずっと読みたいと思っていた。

本を読むと、番組とはとりあげている日記の箇所が違い

できれば両方見るのがいいと思います。

番組も、DVDで7月に発売になるそうです。

…待っていればもう一度、再々再放送もありそうだけど。


今朝は満月でした。

満月の日はここまでの一区切りが形になることが多い。

今日いいことがあった人は

この調子でがんばれ。

今日不調だった人は、一息ついて

もう一度自分のやり方を見直してみるといいかも、です。