涙が出る、有り難くて、嬉しくて、感動する。

  3月に自宅を退出した。
 大きな車を乗り付けて友達が駆けつけてくれた。引っ越しの力仕事を雨のなか手伝ってくれた。
それからは、店で寝泊まり。
お客さんにも喋ったら、銭湯のチケットの束、オススメの音楽CD、お食事券etc.etc.
ん?自宅より快適な環境になってしまった。

5月末でお店を閉めた。
ここでも、友人が集まって助けてくれた。お客様にもあれこれと助けてもらった。

 6月26日から5日ほど臨時営業をした。
満員御礼で2日延長した。
友人の家でお風呂に入り、食事を貰い、晩酌して、気持ちいい布団にくるまる…

 どんだけ満たされているんだろう。
お店を閉めたのに、定期的に月に数日出張整体をすることが決まった。スペースを貸していただけるところも数ヶ所お声を頂けた。

  かつては、お店を如何に維持していくか…
それをいつも考えて、《閉店》がとても怖かった。

 去年末から今年の始めにかけて、大々的に断捨離をした事から動きは活発になった。自宅の荷物は2割しか残らなかった。(物件まで退出するとは当初は思ってもみなかったけど。(^_^;))

 その掃除の最中、自分の動きすらも、もっともっと動きやすく、軽くして、風を自分のなかに入れたくなった。

 お店を閉めよう。

 大好きななお客様との別れとは、感じなかった。不安や、恐怖は殆ど感じなかった。

 いろいろ想定していた不安や、問題は、全てワタシの妄想のまま終わった。

 沢山のモノを手放したのに、なにも失ってなくて、どれだけ満たされた中に自分がいるのかをひしひしと感じて、毎日感動する日々が、そこに姿を現した。

 大好きなものが、より大好きになり、
そばにいたいと思う事柄は、より近くに来てる。安心すら、向こうからやって来てる。

 もう………
ワタシったら…♪

 やっと気づいたんだ。手から溢れてこぼれ落ちているほどに、欲しいものは自分のなかにあったんだ。それらは、自然と人から人へ渡って行くんだ。
 
渡さなきゃ!伝えなきゃ!

 そんなことしなくても、川の水のように、ドンドン豊かさは流れていく。そんな流れが気持ちよくて、幸せになる。

それに気づかずに怖れて、止めていたのはワタシ。(^_^;)オチャメなんだから…

 握りしめてるその手、
離していいんだよ。

 何も持ってなくても。溢れるほどの豊かさがあるから。ありのままのあなたが、そこにいればいいの。

 裸のあなたが、とっても愛しい存在なんだよ。

 愛と感謝を込めて…
読んでくださった全ての方へ
ありがとう✨