ブログネタ:【すんも賞を狙え!!】今まで一番泣いた映画は?
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私が、今まで一番泣いた映画は『ジョゼと虎と魚たち』という映画です。
2003年公開の邦画で、
妻夫木くん 池脇千鶴さん 上野樹里さんなどが出演しています。
なぜこの映画で泣いたかというと、
個人的な思い入れがあるからなんです。
この話は、妻夫木くん演じる恒夫という大学生と、
池脇さん演じるジョゼという足に障害のある女の子の恋の物語です。
いたって普通の恋愛話です。
設定は違っても、その辺で現在進行形してそうな。。。
恒夫はごくごく普通の大学生。
ジョゼは足のせいで外に出られず、外の世界を知らない女の子。
二人は出会い、恋をする。
恒夫と出会い、ジョゼは外に出て新しい世界を知る。
二人は幸せな日々を過ごす。
それから二人は一緒に暮らすことになるが、
時間が経つにつれ、
恒夫は、だんだんとジョゼを重荷に感じるようになる。
この映画は、当時付き合っていた韓国人の彼とDVDで見てました。
日本の邦画が好きな人で、
確か韓国語の字幕付きのDVDだったと思います。
就職して、色々と辛くて毎日泣いていた私を見かねて、
学校を休んで韓国から日本に来てくれた時でした。
私は彼のことが本当に大好きで、
もっと色んな話がしたくて、
英語と韓国語を一生懸命勉強してたし、
ずーっと一緒だと思っていました。
物語のラストですが、
恒夫とジョゼは別れてしまいます。
というより、
ジョゼを重荷に感じた恒夫は、
ジョゼから、現実から、逃げてしまうのです。
-恒夫ラストの台詞-
「それでもその後数ヶ月は一緒に暮らした。
最後は案外あっさりしたもんだった。
別れの理由はまあいろいろってことになってる。
でもほんとはひとつ。
僕が逃げた。
別れても友達になれる種類の女のコもいるけど、ジョゼは違う。
僕がジョゼに会うことはもう二度とないと思う。」
最後にこの台詞が入り、
恒夫は道端で嗚咽しながら号泣してこの話は終わります。
映画を見終わり、私も恒夫の様に号泣していました。
切なさと、悲しさと絶望感でいっぱいでした。
その時、心のどこかで思っていました。。。
恋はいつか終わること。
そして、高すぎる障害は越えられないということを。
横にいた彼を見ると、泣きそうな顔をしながら、一言。
『LIKE US』(僕達みたいだ。。。)と言いました。
彼もきっと同じことを考えていたのだと思います。
それから数ヶ月はお互いの国を行き来してましたが、
彼がロンドンの大学院に行くことになり、
そのことが理由で私達は別れることになりました。
私は、帰ってくるまで待つ!とずっと受け入れずにいましたが、
連絡もだんだんと減り、結局別れることになったのです。
<やっぱり、私達は障害を越えられなかったな。>
という思いと、
<仕方がない>
という思いが交錯して、よく一人で泣いていました。
その時も、この映画のシーンを思い出したりしてました。
あれから、三年が経ち
私は新しい彼と、幸せに過ごしています。
韓国人の彼は、大学院を卒業して、そのままロンドンで働いているそうです。
今は、あんなに人を純粋に好きなることは、もうないかもって思ったりします。
あんなにキラキラしていた日々を愛おしく思います。
それからは、
心が疲れた時に
この映画を見るようになりました。
あの時
悲しくて泣いた涙は
今、少しだけ温かい涙に変わっています。
もともと涙もろいのですが、
涙の総量でいえば多分この映画が一番ですね。
思い出話をすると、長くなってしますね
読んでくださった方々、ありがとうこざいました。