5月6日にNHKでドラマ『むこう岸』が放映されると知って、原作を読んで昨日見ました。

生活保護と重度訪問介護制度という違いはあるけれど、将来が見出せないヤングケアラー樹希の姿は、病院退院後の夫の人生が見出せないで絶望していた、4年前の私と重なってしまいました。


私の場合は、樹希の友人和真と同じように資料に付箋を貼りまくって情報は持っていましたが、なかなか道筋ができず、消耗仕切っていました。

そんな時に、たまたま知った「らくだカンファレンス」で島根大学の伊藤史人先生と出会うことができ、

その後、伊藤先生が中村宏子さんとつなげてくださり、

真っ暗なトンネルを歩く先に出口の光を見出すことができました。

それからも、自宅に帰るまでには、いろいろいろいろいろいろいろいろありましたし、今も診療内科にかかっていますが、なんとか仕事を続けながら、今夫と猫のこりんと暮らせている幸せを思います。


夫が倒れる前までは、社会福祉制度は、私にとっては「むこう岸」の他人事でした。誰もがそれぞれの事情を抱えながら人生を歩んでいる中で、これから私たちにできることはなんだろうと考えています。