久しぶりに、ブログを開きました。
実はこの数か月、 少しだけ、ブログから離れていました。
夏から、我が家の隣にある平屋を購入し、 暮らしの土台となる空間づくりに 向き合っていたからです。
念願だった、 漆喰の壁と無垢材に包まれた、 どこか懐かしいビンテージハウス。
家の中に身を置くと、 自然と呼吸が深くなり、 言葉よりも先に、 心と身体が整っていく——そんな時間を、 大切に過ごしていました。
そんな暮らしの中で、 あらためて感じていたのは、 「無理をしなくても、 整うものは、ちゃんと整っていく」ということ。
今回のテーマは、 そんな日常の延長線上で気づいた 「柿酢づくりで感じた、地球の法則」です。
こうして今の暮らしを送れていること自体、 少し前の私からしたら、 まるで夢のようです。
まさか自分が、 二軒目の家を迎えることになるなんて。
でもそれは、 何か特別なことをしたからではなく、アルケミストとして、 「自分のしたいことに、 思いきり手を伸ばす」その選択を、 少しずつ重ねてきただけ。
家づくりのことについては、 また改めて、 ゆっくりと書いてみようと思います。
柿は、とても不思議な果実です。 瓶の中で潰して、ただ静かに置いておくだけで、 誰に教わるでもなく、勝手に“酢”へと変容していきます。

必要なのは、ほんの少しの知恵と、あとは時間だけ。
柿酢づくりの大切なコツは、 柿を洗わないこと!
なぜなら、洗ってしまうと 酢になるために必要な「命の働き」が流れてしまうからです。
柿の実の表面についている、 白っぽい粉のようなもの。
それこそが、変容を導くために最初から備わっている存在。
皮も、実も、その粉も——どれか一つ欠けても、柿は酢になりません。
皮と実を一緒に潰し、 ごちゃ混ぜにすることで、 腐るどころか、身体にやさしい、 命を養う酢へと変わっていく。

まるで、 時間が魔法をかけてくれるかのように。
———これって、凄いと思いませんか。地球の仕組みは、 こんなふうに、最初から完璧に整えられています。
「いらないもの」なんて、 本当は、どこにも存在しない。
柿は、 実も、皮も、表面についている粉も、 すべてが揃って、初めて“酢”になる。
綺麗に洗い流してしまえば、 その力は発揮されない。
———ミクロはマクロ。
小さな世界の在り方は、 そのまま大きな世界にも反映される——
そんな意味を持つ言葉です。
柿という小さな存在の中で起きていることが、 地球全体の仕組みと同じであるように、私たち一人ひとりの内側で起きていることも、 人生や世界の流れと、深くつながっています。
この法則は、 私たち人間にも、そのまま当てはまります。
強さも、弱さも、 得意も、不得意も、 綺麗な部分も、 隠したくなる部分も。
すべてが混ざり合って、 その人という存在が完成している。
「ここは要らない」 「これはダメな部分」そうやって洗い流そうとするほど、 本来の力は、発揮されなくなってしまうのかもしれません。
柿酢づくりをしながら、 私は、そんなことに気づかされました。私たちは、最初から完璧なのだということ。
あとは、 無理に手を加えず、 急がせず、 信じて待つだけ。
時間という、 この地球が用意してくれた魔法に、 委ねてみる。
———これから、 ゆっくり、じっくりと、 柿が美味しい酢へと育っていくのを待とうと思います。

変わろうとしなくていい。
足そうとしなくていい。
ただ、在るものを、信じる。
それが、 アルケミストとして、 そして一人の人間として、 今の私が受け取った 地球からのメッセージです。
———もし今、 「自分はこのままでいいのだろうか」 「何か足りない気がする」そんな想いが心に浮かんでいるとしたら、 それは、整い始めているサインなのかもしれません。
アルケミスト講座では、 何かを足したり、無理に変えたりするのではなく、すでに在るものを思い出し、 本来の流れに還っていくそんな在り方を、大切にしています。
柿が、自分の力と時間によって 自然に酢へと変容していくように、人もまた、 それぞれのペースで、 それぞれの形へと還っていく。
このブログが、 その小さなきっかけや、 立ち止まる余白になれば嬉しいです。
大丈夫、 今日もすべては、ちゃんと巡っています✨️
貴方の変容を応援します👇️
korikaの公式ライン![]()