極東ロシア、シベリア地方には
実はウクライナ系住民が多く住んでいることを知った
歴史的には何度か、多くのひとびとが
強制移住させられたそうだ
シベリア地方はロシアの首都周辺から見ると辺境の地だった
でもいま、この地方に目を向けると
すこし違った可能性も見えてくる
ロシアのウクライナ侵攻で
サハリンでの天然ガス開発事業で三井物産や三菱商事が
かなりの出資をしていたことが注目されることもあったが
この地方の天然資源の豊かさはいうまでもなく
一方で原料のまま輸出されるしかないのが
今の現状である
日本と朝鮮半島と中国東北部
その北側に位置する沿海州地方と
そのさらに北にあるハバロフスク州とアムール州
近年人口が急増しているこれらの地方が
今後存在感を増してくるかもしれない
ウクライナでの紛争が終わった後
ロシアが国際社会で
どのくらいの地位にとどまれるかにもよるけれど
これらのロシア極東部の潜在的な可能性は大きいと思う
1998年に私は
ウラジオストクを訪れたことがある
そのときは中規模都市だった
外国資本の影は少なく
走っている車も日本の中古車が圧倒的に多かった
いまでは人口も80万ほどに増加し
近代的な建築物も増え
国際会議もたびたび開かれていると聞く
世界秩序が回復したあと
中国や日本の資本がこの地に進出したら
経済の流れは大きく変わるだろう
地理的な近さは経済的なチャンスを提供する
ロシアの商品が流れ込んでくるかもしれない
さらにはロシアにも日本の物流が及ぶだろう
ウラジオストックの通りで買ってたべた
ドーナツはまずくて食べられたものではなかったが
その味も早晩おいしいものにかわるだろう