誉めるとのびる
とある日、私は階段を使って裏道から家に帰る事にした。長い階段の途中でおばあさん(仮名、米倉さん)が重い荷物をもっているのが見える。声をかけるか迷いながら私は米倉さんを追い越した。
その瞬間ものすごい罪悪感に襲われ、たまらず引き返して『荷物お持ちします』と訪ねた。米倉さんは一度遠慮したが気がおさまらない私は通り道だからと言って階段が終わるまで荷物を持つ事に。結局、通り道だからと更に家までついて行く。
やってやった!いい事した!そんな気分でその日は小心者の自分に勝ててルンルンしていた。
その出来事の数日後家に帰ると母が待ち構えていた。『あんた荷物もってやったんだって?さっき田中さんから電話があって…』と言うのだ。田中さんは昔からよくしてくれる知人だ。
詳しく話を聞くと米倉さんとは時々井戸端会議をする仲でその日の事を聞いたのだとか。そういえば最後に名前を聞かれたような…。
田中さんはその話を聞き本当に自分の孫のように誇らしくて嬉しかったと伝えてほしい、米倉さんも感謝してたと電話をよこした。
ただ罪悪感からした行為が人に喜ばれたのかと思うと私も嬉しかった。この出来事があってからは気になった時は必ず声をかける事にしている。
今は電車で席を譲る事も楽しくさえ感じる。色んなタイプがいて勿論譲らないケースもあるけど何事も前向き、自分のためだと思えば全てが無駄じゃないんだと思う。
あの階段を通る度に思い出すけれど…遥か昔の話なので実は米倉さんがどんな方だったかもう記憶にない。今も元気にしてるだろうか?
その瞬間ものすごい罪悪感に襲われ、たまらず引き返して『荷物お持ちします』と訪ねた。米倉さんは一度遠慮したが気がおさまらない私は通り道だからと言って階段が終わるまで荷物を持つ事に。結局、通り道だからと更に家までついて行く。
やってやった!いい事した!そんな気分でその日は小心者の自分に勝ててルンルンしていた。
その出来事の数日後家に帰ると母が待ち構えていた。『あんた荷物もってやったんだって?さっき田中さんから電話があって…』と言うのだ。田中さんは昔からよくしてくれる知人だ。
詳しく話を聞くと米倉さんとは時々井戸端会議をする仲でその日の事を聞いたのだとか。そういえば最後に名前を聞かれたような…。
田中さんはその話を聞き本当に自分の孫のように誇らしくて嬉しかったと伝えてほしい、米倉さんも感謝してたと電話をよこした。
ただ罪悪感からした行為が人に喜ばれたのかと思うと私も嬉しかった。この出来事があってからは気になった時は必ず声をかける事にしている。
今は電車で席を譲る事も楽しくさえ感じる。色んなタイプがいて勿論譲らないケースもあるけど何事も前向き、自分のためだと思えば全てが無駄じゃないんだと思う。
あの階段を通る度に思い出すけれど…遥か昔の話なので実は米倉さんがどんな方だったかもう記憶にない。今も元気にしてるだろうか?

