あなたが連絡先を教えてくれた日から
毎日のように連絡を取った。
嫌がらずに、ちゃんと返してくれる優しさがとても嬉しかった。

あの震えた手のように
とても繊細な人、どんな話題も…
なにを聞いても、いつも真っ直ぐ返してくれた。

夏休みになって
空が明るくなるまで連絡を取り合って

そして起きた朝は夢のように幸せの余韻で
胸が苦しくなった。

どうしても話せない代わりに
積み重なるメールがとても大切で失いたくなかった。

そして、彼を花火大会に誘った。
初めて2人で遊ぶ…断れるかもしれない。
でも、彼はいいよと言って、楽しみだねと言ってくれた。
あの人に会いたくて通い詰めた場所。
今もそこにあるけれど…
もうとても遠い場所。

あの人に声をかけたのは夏の初め。

梅雨から抜けきれない街の空は
昼間でもどんよりとしていて、眩しかった。

思い切って声をかけた。

「よかったら、アドレスを教えてください!」

他にも考えた言葉なんてあっという間に消え去って
その言葉だけが、声になった。

「いいですよ、でも後ででもいいですか?待っててください」

それが、素直に受け入れた自分に今でも驚いてる。
本当は教えたくなかったのかもしれない。
なんて考えてしまうのは、今のひねくれてしまった自分。

もっと素直に、息をするように生きていた自分。

彼は先輩に連れられて、遠くに歩いていたけど…
周りをキョロキョロと見回しているから、私が走って近寄ったら…
彼は教えてくれた。

震える手で、私が渡した青ペンで教えてくれた。

今でもはっきりと思い出せるのは
とても震えていたその手と、とても無口なあなたの横顔。

初めて本気で恋したのは高校生の時

まだ、春から梅雨に向けて、
風が少しだけ暖かくなって…
春が短い私の街にも春らしさが残っているとき。

あの人は、ただ前を見て立っていました。

それを見て「綺麗な横顔の人だな」なんて思いながら
自分と同じ歳であろう、少年の横顔に見とれていました。

それからは、彼がいる度
どうしようもないときめきに襲われて
でも、どうやって近づけば良いか分からなくて…

そうやって半年を過ごしていきました。

彼を見てるだけ…
話しかけたくても人見知りの私には話しかけることはできず。

彼は私の事なんて全く知らないまま
ただ一つの景色として、私がその真っ直ぐな瞳に映ったまま
私の初めての恋は時を刻んで行きました。


はじめまして
koraso...といいます。

自分が生きてきて
恋をして…
今まで大切にしまってきたものを
少しずつ書きたいと思います。

本当に自己満足の
「しるし。」
恋をして、後悔したら…
恋をして、涙を流したら…

私はいつもここに戻ってきたい。