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パチンコ平和、創業地の桐生から撤退 大規模リストラ

パチンコ平和、創業地の桐生から撤退 大規模リストラ

パチンコ機製造の平和(東京都台東区、石橋保彦社長)は9日、創業地で今年6月まで登記上の本社だった桐生市広沢町の桐生事務所を、12月ごろ閉鎖すると発表した。パチスロ機製造のオリンピア(同区)との経営統合に伴い、事業拠点を東京と伊勢崎市の工場に集約させるためという。子会社を含め410人の大規模な
リストラも行う。県庁で記者会見した堀江一義専務は、桐生市からの撤退について「複雑な思いだが、事業所を分散させているのは許されない。厳しい判断だった」と述べ、経営統合効果を出すため、事業所を集約せざるを得ないと説明した。


桐生事務所は昭和35年9月の同社設立時から本社所在地だったが、今年7月、登記上本社を現在地に変更した。閉鎖後は、敷地約1万5000平方メートルの売却を検討するといい、従業員192人には、本社への配置転換を要請する。ただ、地元雇用者が多いことから、計画通り進むかは「厳しい状況」(同社)という。また、計410人を対象にした大規模リストラを実施する。内訳は、社員788人のうち、希望退職者220人を募集するほか、パート、アルバイトは37人を再雇用せず、子会社4社で153人(パート、アルバイト18人を含む)を解雇する。桐生市の上原泰洋経済部長は「整理縮小の方向は残念。同社の撤退は税収、雇用の面でも大きな影響がある」と懸念を示している。
 

同社は昭和24年、桐生市内で創業した「平和商会」などを前身に35年9月、「東和工業」として設立。63年に現社名に改称した。市内には同社のほかにも、大手パチンコメーカーの生産拠点があったが、各社とも伊勢崎、太田市に工場を移転している。


(2007/08/10 03:07)
産経新聞
http://www.sankei.co.jp/chiho/gunma/070810/gnm070810002.htm

(管理人コメント)


10日程前の産経新聞の記事になるが、パチンコ台製造メーカーの平和が大規模なリストラを行うらしい。正直な感想を言えば、あの平和が!という感じだが、業界の客離れは予想以上に深刻なのだろう。ホールも潰れていく一方だし、ついに台メーカーという、パチンコ業界の本丸に火が付いたということだろう。


パチンコ業界の勢力図では、台メーカーがピラミッドの頂点に君臨するというのは有名な話である。台を購入するホールの方がお客なのだから、ホールの方が台メーカーより立場が強いと思いがちだが、実際にはヒットする台を製造、販売する台メーカーに、ホールが台を売ってくれと頼むのが日常茶飯事ということらしい。客を呼び込める台を作ったメーカーは、殿様商売でも商売が成り立つはずなのだが、平和のリストラの記事を読むと、最近では、もはやその手の殿様商売も限界に来ているのかもしれない。


まあ、何はともあれ、パチンコ業界の縮小は、確実に日本人にプラスの影響をもたらし、北朝鮮の財政をも圧迫するので、業界の状況については、今後とも注視していきたい。

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