久しぶりの乗馬鞭は 想像を絶する痛みで。
もうそれからは…
マジで ケツから火を噴きそうなくらいの…
ケツが えぐれてるんじゃないかって思うくらいの…
休みなく与えられる 激痛に…
額には脂汗が吹き出して 気づけば ポタポタと 絨毯にシミを作っている。
そのシミをじっと睨んで 死ぬ気で耐えた。
ブンッッッ… ビシッッ
ブンッッと振り下ろされるたびに 気が遠くなるほどの痛みの中で なんとか意識を保った。
何度も 何度も。
尻から全身に走る痛みに 耐えながら。
ビュン…… ビシッッッッ
「アゥッッ…… さ… んじゅ… 」
もう 声を出す気力もない。
何とか絞り出した声は 自分の耳にも聞こえないくらいか細くて 自分の根性の無さが情けない。
「ハル?カウントは?聞こえないよ?」
アキさんに そう叱られるの当然だ。
ブンッッ… ビシッッッッ
「ッッッッ… 」
ブンッッ… ビシッッッッ
気が遠くなりそうな痛みに 歯を食いしばって耐えている間に 次の鞭が振り下ろされる。
カウントは30だが 何度もスキップしてしまったから 実際は 50打近くか…
「ハル?サボってないで ちゃんと数えな?」
アキさんは許してくれない。
「は…い。すみま…せ… さんじゅう…いち…です… 」
息ができない…
苦しい…
苦しい…
つらい…