我が子の誕生 | だらママはじめました。

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育児に仕事に完璧ママを目指したら、ガス欠になりました。

日々の感情をだらだらと綴ります。

結婚して旦那とは「子どもはゆっくり授かれたら良いね」と話していた。だけどある日すごーく子どもがほしくなって、旦那も何故か同じ意見だった。「自分たちの赤ちゃんに会いたいね」って言ってたらあっという間に妊娠。生理不順で不正出血もたびたび、病院にかかっていた時期もあったので、すぐ妊娠出来たことにびっくりした。

つわりは人並みにあったけど、旦那も優しくて色々気遣ってくれた。乗り物全般がダメになってしまったので、通勤は地獄だった。でも子どもを授かった証と思ったら幸せだったな。

安定期に入る頃、切迫流産になった。診断された時は実感がなく、職場に伝えたけどすぐに休職出来ず様子を見ながら出勤していた。そんな中、お腹の痛みと出血。はじめての出血は体が震えた。愚かな自分を呪った。だけど、安静にすることで徐々に回復していった。安静中はトイレ以外は寝たきりで、とにかく時間がゆっくり流れて、旦那や職場に迷惑をかけてしまったことへの罪悪感が大きかった。

職場復帰したけど、しばらくして今度は切迫早産。自覚症状まったくなし。子宮頸管が短くなっていて、あと3㎜短くなったら入院と言われた。当時我が子はまだ600gで、出産になったらどうしようと泣いてばかりいた。とにかく、おなかの子に申し訳なかった。少しでも長くお腹で成長してほしいと思いながら、ネットで早産の経験談を見ては眠れない日々を過ごした。眠るとお腹が張ってしまうため、眠るのが怖かった。2ヶ月くらい安静で、その後は子宮頸管も標準値に近付いた。

切迫流産も切迫早産も経験して、沢山自分を責めた。我が子はなんとか子宮にしがみついてくれ、結局正産期まで妊娠を継続出来た。私にとっては奇跡で、我が子や主治医に感謝してもしきれない。

そして、出産日は突然やってきた。私の場合は破水から。我が子の蹴りが強すぎて(笑)一番苦労したのは点滴。血管が細くて全然針が入らなかった。助産師さんが4人交代して、最後は細い針に変更して無理やり差し込んでいた。痛かった(泣)

旦那が立ち会ってくれて、ずっと腰をさすってくれた。旦那がいる安心感と弱気な姿は見せられないという少しのプレッシャー、私にはこれが良かったみたい。最後まで叫ばず、落ち着いて出産に臨めた。痛かったけどね。

分娩台に乗ったら、あっという間。産声をあげた我が子が、私の胸の上に乗せられた途端に泣き止んだ。母親になれたことを実感した。

出産を経験するまで、実は自分の子を大切に出来るのか自信がなかった。自分のことを好きになれない私が、自分の遺伝子を引き継いだ子を好きになれるのだろうかと。

生まれてみたら、自分とはまったくの別物。似てるのだけど、似てなくて、頼りなくて力強い。我が子は愛おしい存在だった。

今隣で昼寝をしている我が子。この子に出会えたのは奇跡。泣いたり、笑ったり、蹴ったり、ひっかいたり(笑)よく飲んで、よく食べて、よく出して、よく遊ぶ。この子の成長を見守ることが出来る幸せ。

あー、思い出せて良かった。私しあわせだ。