録画していた昌磨くんの「アスリートの魂」
先ほど見ました。

昌磨くんの、これだけがっつり特集された番組を見るのが、たぶん初めてなので
楽しみに見ました。

昌磨くんは、以前、まえのシーズンまでは
ものすごく謙虚というか、
ちょっと謙遜しすぎでは?というくらいの
インタやコメントだったのが

今シーズン、練習や実績に裏打ちされた
はっきりとした自信が見えるようになって
目の力も違ってきてますよね。

トップアスリートの目になってる。

ほんとは負けず嫌いだったんですよね。

トップに立ちたいという想いは、
トップアスリートなら持ってて当然というか、
持ってないと、トップには立てない。

4回転フリップの成功が
すごく自信になったと

番組、楽しく見ていたのですが

ちょっと、だんだん気になりだしたことが

羽生選手

羽生選手という言葉が、いったい何回出てきただろう?

確かに昌磨くんは
ゆづくんといつか同じ場所で戦いたい
ゆづくんに追いつきたい
ゆづくんに勝ちたい

ということを言ってきたけれど

番組最後のほうでは

誰にも負けたくない

トップに立ちたい

と言っているし

勝ちたいのは、羽生選手だけではないはず。

番組を作るとき、やはり一つのストーリーにそって語られるのかな、と。

前回の羽生選手のアスリートの魂は
今シーズン、フリーで4回転4本入れてプログラムを完成させる、という挑戦に焦点を当てているようだったので、他の部分はバッサリ、だったと思う。

そして昌磨くんのアスリートの魂は
羽生選手の背中を追いかけて、そしていつか超えるんだ、というところに焦点が当てられているように見えました。

だから番組中この間の四大陸選手権で
ショートでは羽生選手を上回ったが
フリーで3Aをミスして
また羽生選手に勝てなかった…という流れになっていましたが、
優勝したのはネイサンなのに⁈という
違和感を覚えました。

トップに立つためには、羽生選手だけではなく
ボーヤンやネイサンや
名前も出ていなかったけど、ハビエルにも勝たなければならない。
けど、そんなにたくさん登場人物がいたらわかりにくくなるから、羽生選手だけにしたのかな。

特集番組は一定のストーリーにそって語られることが多いので仕方ないのかな…

でも日本のテレビって、なぜか国内の選手同士で新旧エース対決的にしたがるのはなぜなんだろう?

某局でやってた2013年の四大陸の時に、日本の新旧エース対決でさんざん煽って
優勝はカナダのケビンだったというのを思い出しました。


ちょっとグチってしまいました。


アスリートの皆さんは、頂点を目指して
日々練習し、自分を磨いているんだな
そういう姿に、ぐっとくるなぁと
思ったので

そういう姿をできるだけ坦々と伝えていただければうれしいなぁと
思った次第です。