2月5日
「レンズ越しのフィギュアスケーターたち」講座を聴きに行ってきました。
前記事の続きです。
※カッコ書きは私の感想や補足です。
16ー17シーズンの結弦くんについて
バスクリンCM撮影のメイキングの方を担当
イメージは「アスリート羽生結弦」で
トロント公開練習
昨年は2日間
1日目、カメラマンの田中さんが、結弦くんに、
「明日は違うUA着て来てよ」と言ったら
赤のUA着て来てくれた。
各社5分で撮影とインタビュー
スポルティーバは撮影1分インタ4分
できれば外で撮りたいと
○ジの外のインタビューから中に入る前につかまえて撮影。
歩きながら振り返って、って言って撮った写真が表紙になった。
(この時の他のお写真もどれも素敵で…採用されなかったものもすべて魅力的な表情)
オータムクラシック
近いポジションだったので、横位置(横版の写真)で撮った
スケカナ
自分のほうに結弦くんの目線がきてるような気がしたので、後で、「俺のことわかって見てくれたの?」って聞いたら
「能登さん、何、ファンみたいなこと言ってんの?」(ここ、私的にツボでした)
ちゃんとわかっていたそうです。
(ここから何枚か、NHK杯の記者会見や集合写真
すべて結弦くんにピントがぴたりとあってて、他の人はぼやけてる…(まさにファン目線(^ ^))
(素敵なパープルクレイジーのお写真、ピントが合ってるところ以外はめっちゃぼかせるレンズで撮った写真、そのレンズ欲しい〜使いこなせないだろうけど)
GPFマルセイユのメダリストスリーショット
能登さんと田中さんが写真撮っている時、田中さんが「(結弦くんが)能登しか見てない〜」と
能登さん「すいません〜」
(ここ、まるでファン同士みたいな会話だなぁと、ここもツボ(^_^)カメラマンとしては、自分に目線欲しいですよね。)
お写真はGPFのエキシの終わりに、結弦くんが退場する時に会場に向かって「ありがとうございました!」と叫んでる横からのお写真で
終了
質疑応答の時間がありました。
質問は11個だったかな
続々出ましたが時間切れで
能登さんの回答部分をざっくりと
○結弦くんに対して、自分は親戚のおっちゃん感覚、こういう機会をもらっているのも結弦くんのおかげ。ありがたいと思っています。
○選手からの要望、基本的にそういう話はないが、GPFの後、結弦くんと話す機会があったので、写真を見ながら話した。結弦くんに、ジャンプの連続写真、能登さんでやってよ、と言われている。
○今期フリー、ジャッジ側にあまりいいアングルないな…と他のカメラマンさんも言ってる。
四大陸、ワールドで(写真的にも)完成形を目指す。
○結弦くんと話す時に地元の言葉あまり意識していないが、
「いきなり」という言葉を英語のveryの意味で使う。
「いきなりうまい」は「とてもうまい」という意味。(2人だと通じる。)
○読者の声は編集者から聞くことがある。
仙台放送の人から「練習着、人気あるみたいです」と聞くことはある。
それを活用するようにしている。
○試合の撮影
エクステンダーを持っていくとよりアップめな写真が撮れる。男子選手はシャッタースピード1/1000設定できるのであれば、動きがぶれずに写せる。心を落ち着かせ、ぶれないようにがんばる。
○プログラムで撮りどころ満載なのは「パリ散」
2シーズン撮れた。
今シーズンのフリー、エキシは流れる印象だから撮りにくい。
○また写真集出したいという願望はある。
お蔵入りした写真は、お蔵入りのままです。
司会の方「みなさん羽生さんのファンですか?羽生さん以外のファンの方で質問ありますか?」
「講座のタイトルは「レンズ越しのフィギュアスケーターたち」ですが「レンズ越しの羽生結弦…」(になってますね、たしかに。)
会場内、羽生さん以外のファンです、という人は見当たらなかった様子(^_^)
その後、美姫ちゃんのエピソードのご質問
○ゾクゾクした演技
(ニースのロミジュリ以外には)世界最高点を出したファイナル、ヤバイな…(いい意味)と思った。キスクラを撮るためにダッシュした。
あとは、ソチのオリンピック。
ここで時間切れ、
終了となりました。
予定の時間を少し超えて、たくさんお話いただきました。
(私の感想)
初めて見る素敵なお写真がいっぱいで、ほんと、これをそのまま写真集にして欲しい〜って思いました。
写真を撮る時のポジション取りのお話とか、とても興味深かったです。素敵なお写真を撮るためにいろいろな工夫とか、短い撮影時間で良いものを撮らないといけないとか、いろんなご苦労があるんだなあと思いました。
何より能登さんは、選手の表情を大事にしていらっしゃる、表情のいい写真を撮ろうとしていらっしゃることが、伝わってきました。
そして一番心に残ったのが、
「より選手の内面が残せるような写真を」
とおっしゃっていたこと。
能登さんのお写真は、何か違う…と思っていましたが、
その理由が、少しわかった気がしました。
だから、心掴まれるのですね。
素敵なお写真、素敵なお話
ありがとうございました。