今日から大阪に滞在します。

が、その前に

京都のNHK文化センターで開催された講座

フォトグラファー能登直さんの

「レンズ越しのフィギュアスケーターたち」

を聴きに行ってきました。

{10280100-6835-4E75-BAF3-8E85C51BE2CE}


とても人気で、午前にも講座が追加されたようです。
私は午後の講座を聴きました。


ちょっと忘れないうちに、ざっと書きますね。

メモしようと思ったら、プロジェクターを見るため会場が暗くなりメモもあまりできなかったので、
細かいところが違ってるかもしれないですが
ご容赦ください。


まずは能登さんのこと

もともとは広告のお写真のお仕事、
人物でも、品物でも、食べ物でもなんでも撮る
8割は県内のお仕事だったそうです。

フィギュアを取り始めたきっかけは、荒川静香さんのアイスショー
その雰囲気に感動した

フィギュアスケートを撮影できるパスを出してもらえるお話があり、2007年7月に日本代表のイタリア合宿に同行

この時のお写真、真央ちゃん大輔さん信成くん町田くん…みんな若くてかわいい。
オフショットもたくさんで素敵な写真たちでした。

バンクーバーまで大輔さんがけがから復帰していくスポルティーバの連載をして

とっても純粋に楽しいフィギュアスケート
普通に広告の仕事だけしてたら経験できないことが経験できた。

2011年3月
震災があって
仕事もすべてストップ

神戸のチャリティアイスショーはなんとかして撮りに行った。
一番印象に残っているアイスショー
結弦くんがリンクに入る前、天井を見上げる写真



スケーターの写真だけで写真展をしたいと思い始め、スケーターや連盟の許可をもらうのに時間がかかったが
2013年4月、仙台で写真展を開催
困難から立ち上がった選手がテーマ

ポジションの話

試合の撮影ポジションはくじ引き

まずは新聞社がとってその後フリーランスのカメラマン

国内の撮影ポジションはあまりよくなく、
海外の方が場所はあまり細かく指定されていない。
だいたい海外の試合でGPFまでに良いポジションから、撮りたい写真を頑張って撮っている

今シーズンのフリー(ホープアンドレガシー)はまだあまり満足のいく写真が撮れていない。
動きが常に流れているから難しい

1戦目2戦目のうちにオーソドックスなものを撮る
同じシーンをそれぞれ違う場所から撮る

一昨年のファイナル
キスクラ側にポジション取り
キスクラに帰ってきたところを撮るためダッシュで移動
他のカメラマンと違うアングルで撮ろうとしている
余計な看板が入らないように…

練習の時からどのポーズがいいか予測をつけて
本番で同じような場所から撮る

アイスショーの写真
光と影を写す。照明の色や影を狙う
競技写真
より選手の内面が残せるような写真を撮るようにしている。
新聞は報道写真なので、ジャンプの瞬間の写真を撮る
僕は本や雑誌用に撮るから表情優先
タイトルや文章が入ることを想定して撮ったりしている。
コーチとの写真、ドラマ的な要素を狙うようにしている。

この後、エトセトラとして
いろいろな選手のポートレート
素敵な表情がいっぱい

このあと、16ー17シーズンの結弦くんの話になるのですが、
長くなってきたので記事を分けますね。