Number900は4月14日仕事帰りに買ったのですが、
やはりとても読みごたえがありました。
これから世界選手権関連のスケート雑誌はたくさん出ると思いますが
Numberは外せませんね。
結弦くんの記事については、野口さんの記事が詳しい取材とインタビューで、まるで現地で一緒に見ているかのような錯覚を感じるような、臨場感ある記事でした。
「悔しさの果てに見えた最後のテーマ」
「やっぱり今回は、バランスが出来なかったということです。闘志もあったし、コントロールも出来ていた。でも、身体と頭と心、そのバランスが出来なかった。バランスということはジュニアの頃からずっと言ってきましたが、そこがいちばん難しい。
そこが、僕の『最後のテーマ』。そう思っています。」
「喪失感も、悔しさも、でも前向きな清々しい気持ちもあります。」
またいっぱい課題があって、気づきがあって、収穫の多い世界選手権だったと思う。
彼の世界選手権2016、見返すのは辛い部分があるけど、
でも私は
1位以外を「負け」と言うならば、
これまでもなんども「負け」た試合を見てきたので、
そしてそれが自分が現地観戦に行った試合が「負け」た試合だったことが度々あったので、
2013エリックボンパール
2014中国杯
2014NHK杯
2015世界選手権
2015スケートカナダ
もちろん優勝して、歓喜の瞬間を目にしたこともたくさんありますが、
もうどんな彼も、見る覚悟は出来ている…
もちろん彼の気持ちを考えたら、勝てたほうがいいに決まっているけど、
すべて含めて、「彼」だから。
これからも彼のパフォーマンスを
しっかりと見ていきたいというのが、このNumberを読んだ感想です。
それからこの号は、
他のスポーツ選手が取り上げられてる記事の中にも結弦くんのことが出てくる記事がある。
深く感銘を受けたのが、横綱白鵬の記事。
横綱こそ、絶対王者であることが求められる立場。
「ただ勝つことを義務付けられ、勝って当たり前という王者にとって、勝負とは勝つ喜びより、むしろ負けることへの恐怖が支配するということだ」
結弦くんと同じだ、と思って読んでいると途中から結弦くんのことになった。
「それでも白鵬も羽生も、この敗れることへの恐れを乗り越えない限り、絶対王者への道を切り開くことはできない。」
大谷くんの記事も興味深かった。
まだまだ言い足りないのですが、このあたりで…。