ある時、ジロウは
「男の人生こんなもんさ」と笑った。
お母さんに引っ張られて去って行く背中に哀愁を漂わせながら…。
ある時、事件が起こった。
お母さんが立ち話を始めたのだ…。
立ち尽くすジロウ。
私に気が付いたジロウが
こちらを見て笑ってる。
鼻水を垂らしながら…。
「女なんてこんなもんさ。
相手は加藤さんだから直ぐには帰れないな、きっと」
そう言わんばかりにジロウは
“ドカっ”と腰を下ろした。
その途端、「アンタ‼その大きなカラダで邪魔になるでしょ。」とお母さんに怒られた。
ジロウはしぶしぶ立ち上がる。
「女なんてこんなもんさ」
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