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2か月ぶりになってしまいましたが、地方会も終わり、新たにプロトコールの練り直しをするにあたって再始動します。

SHOCK, Vol. 33, No. 5, pp. 526Y531, 2010

NEUTROPHIL ELASTASE INHIBITOR IMPROVES SURVIVAL OF RATS WITH
CLINICALLY RELEVANT SEPSIS

好中球エラスターゼ阻害薬は臨床的に関連のある敗血症を伴うラットの生存率を改善する

シベレスタットナトリウム水和物は好中球エラスターゼ選択的阻害剤でSIRSに関連するALIに効果がある。しかし、シベレスタットの敗血症における効果は十分に明らかになっていない。本研究では、ラットのCLPモデルを用いて重症敗血症におけるシベレスタットの効果を調査した。オスの成体のSDラットにCLPを行い、シベレスタット投与群と非投与群の二群に無作為に割付した。血清中の数種類の炎症メディエータ-の測定を施行した。CLP12時間後の組織学的変化を評価するために肺のヘマトキシリン・エオジン染色とHMGB-1、IL-8、CD68に対する免疫組織学的染色を行った。シベレスタット投与によってCLP後の敗血症ラットの生存率が改善した(P=0.030)。またシベレスタット投与によって血清中のIL-1β(P=0.038)、IL-10(P=0.008)が減少した。血清中のHMGB-1の値に有意差は認めなかった。シベレスタット投与群の肺の組織は病理学的変化が少なく、HMGB-1、IL-8、CD68陽性細胞が少なかった(P<0.001)。シベレスタット投与により、臨床的に関連のある敗血症を伴うラットの生存率を改善し、敗血症による全身性の炎症反応と肺傷害を軽減することによるものである可能性がある。これは敗血症の罹患率、死亡率を減らすシベレスタットの利点を示すものかもしれない。
FIG.6 肺の免疫組織化学的染色(HMGB-1)
FIG.7 免疫染色で陽性となった細胞数
FIG.2 TNFα、IL-1β、IL-6、IL-10
FIG.1  シベレスタットにより生存率が改善
FIG.5 肺の免疫組織化学的染色(IL-8)
FIG.4 肺の組織(HE染色)
FIG.3 血清中のHMGB-1