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無くす、忘れるの女王を名乗れる私です。悟った私は、慌てません。周囲も、放置です。
叔母は、誰かが家に入ってくる→盗まれるという妄想から、
大切なものを隠す→隠したことを忘れる→盗まれた!のエンドレス悪循環に陥ります。調子が良い時は「どこに隠したか忘れちゃったの~」と言ってくれるのですが、引っ越し当初は、貴重品、鍵、携帯、充電器等々、カーペットの下やベッドの奥といった簡単には見つけられない捜索となります。
関係者はそのうち見つかるよ~となだめるのですが、当然、お怒りモード。は諦めてひたすら話を聞くようにしています。30分以上不安と不満を吐き続けると気が済んで「今は暑いから、休んだら探してみるわ~」となるのを待ちます。
認知症の人に〈答え合わせをしてはいけない〉という文を読みました。確かに。間違いたくて間違うのではなく、あくまで脳の誤作動。求められる情報を、これまたひたすら提示し続けます。そのうち、記憶の一部になるかもしれないし、空ぶりし続けるかもしれない。自身、うつ病により記憶力思考力判断力が無いので、の繰り返しは苦ではないです。ある意味、適任。
が札幌滞在中、近くのコンビニに①毎日一緒に通い②少し離れた距離から付き添い③一人で往復するという目標を達成できました。幸運にも、目印になるアイテム(黄色い消火栓、大きな貯水槽、青い自動販売機)があり、ひとつひとつ確認して移動できるようになりました。がいなくなってからも、ホームのスタッフさんと相互に声掛けをしてコンビニにへ通っています。
引っ越し当日の夜、は一人で外出し、迷子になり、大慌て。携帯電話でこのコンビニに誘導し、店員さんに「目の前の女性は認知症で迷子です。警察を呼んでください」とお願いしました。もその経験は覚えているので〈一人で外出してはいけない〉という認識はあって徘徊の恐れは無し。従弟とGPSや見守りカメラなど検討しましたが、調べて初めて知るその仕組み。メリットデメリットあります。症状に合わせての対応ですね。
小法師&旦那さん