僕は介護施設で働いています。
僕たち介護士は1人の人生、
そして最期の迎え方を日々の仕事の積み重ねで
左右してしまうという命に携わる仕事をしています。
最期の時をどう迎えるか
もちろんこれはとても大切な事だと思いますが
その時後悔したり、もっとしてあげられた
そんな事を思わないように日々の積み重ねを
大切にしています。
ターミナル期だからといって
特別な事をするわけではないと思っています。
それまで通り、みんなと一緒に過ごし、
食べられなくなっても好きな飲み物で
口腔内を拭ってあげる。
時間を見つけては部屋に行って
いっぱい話しかける。
言葉は返ってこないし反応もないのですが
それでも聴こえていると思っています。
手を握ったり、さすったりするのも
コミュニケーション。
反応がなくなり、寝たきりだからって
なにもしないなんてできません。
ある研修でのお話です。
整容もせず、体の清潔も保たれていない。
そんな状態で亡くなっていく人もいるそうです。
毎日職員はいますし、家族が面会にも来て
最期を迎えられたとしても
これは孤独死だと。
物理的な問題じゃない。
本人が孤独を感じてしまったら
孤独死なんだと思いました。
もしも幸せな人生ではなかったとしても
人生最期のときを幸せだと感じてもらえたら。
そう思って"看取り介護"をしました。
高齢者が入居されている施設ですから
これからも幾度となく直面する
避けられない道です。
後悔のないように。
日々の生活を大切に。
正解はないものの、その人を思う気持ちを
決して忘れずに暖かい施設にしていきたいです。