莫高窟(ばっこうくつ)は中国の甘粛省敦煌市の近郊にある仏教遺跡です。





約1600年に渡って数々の王朝が築き続けて来たこの石窟は、現存する洞窟数は492、壁画面積は45000㎡、塑像数は2400を越えます。そのため、現存する世界最大規模の仏教遺跡として、1987年、「莫高窟」の名で世界遺産に登録されました。






莫高窟には見どころがたくさんあります。例えば、敦煌の大仏と飛天。敦煌の風景としてよく見られる9層の屋根をもつ建物、それが96窟です。この洞窟は非常に高さがあり、中には高さ35メートルを超える大きな弥勒菩薩の座像が鎮座しています。これは楽山、栄県に続く、3つめに大きな仏像です。洞窟が造られたのは888年、唐の時代です。当時則天武后は自身を弥勒菩薩の生まれ変わりと称しており、弥勒菩薩がブームとなっていました。そのためか、この弥勒菩薩には女性的な雰囲気が漂っています。






それから、莫高窟でもっとも多く目にするのは飛天です。飛天は諸仏の背景に描かれる天人で、歌と踊りがうまいとされ、多くは楽器や花などを手にして、宙を舞っています。オリエントにみられる有翼の人物像が西に伝わって天使に、東に伝わって飛天になったとも考えられています。特徴的なのは、空を舞っているにもかかわらず、翼をもたないというところです。この飛天は日本の仏教芸術にも姿を見せています。







 私はずっと前から莫高窟を憧れています。あそこに行ったら、落ち着けて、悩みを忘れるような気がします。機会があったら、ぜひ一度行って見物してみたいと思っています。