昨年暮れに作って、風呂敷に包んでベースメントに保管していた味噌の出来具合を確かめようと、思い切って封印を解くことに。さあさあ、お立合い、お立合い。

ガラス瓶なので、外側から様子を見ることが出来るが、どうやらいい塩梅に色付いてきているように思われる。蓋を開けてみると、思ったよりも表面が未だ固く、しっかりとしている。乾燥麹を使ったので、ひょっとしたら熟成に時間がかかっているのではないかと思われた。ちょっとヘラでこそげて、小皿に取り出してみる。ほんのちょっぴり味見をしてみると、なんと!まろやかで、やさしい味が口いっぱいに広がる。

せっかくなので煮干しでしっかりと出汁をとり、お味噌汁にしたところ、非常に奥行きのある味わいで、とにかくまろやか。旨みとは、この味のことか、と感動してしまう。

もう少し熟成させようと、瓶の蓋を締め、風呂敷を被せて、ベースメントに戻しておく。手作り味噌がこんなに美味しくできるなんて、思ってもいなかったので嬉しい驚き。真夏にきゅうりと一緒に、或いは、熱々のご飯に、はたまた、疲れた時の一服に、大いに楽しめそう。

ひっひっひ。笑いが止まらない。