ブログネタ:プライスレスな海外旅行の思い出
参加中
もうかれこれ10数年前になりますが
若気の至りとでもいうのかバックパッカーをやったことがあります。
中国の旅です。
大学生の頃、中国語を勉強していたので
夏休みに40日くらいかけていろんなところを
まわってみようと思ったのです。
最初の予定では大学のクラスメイトと
二人で行くことになっていましたが
いろいろワケがあって途中から一人旅になってしまいました。
大阪から船に乗って2泊3日…上海に上陸して
そこから杭州、蘇州、西安、北京
そして哈爾濱(ハルビン)、大連…
最後に天津からまた船に乗って
神戸に帰ってくるという結構ハードなもの。
一人旅になったワケというのは
いまでも思い出すのがうっとおしいような話です。
一緒に行ったクラスメイトが行きの船で
知り合った男性と意気投合!
二人でべったりくっついて
上海に上陸した時には私はすっかり邪魔者に…
そして上海以降、旅の行程に
彼もしっかり着いてくるという事態に。
奇妙な3人旅を続けていた私ですが
ちっとも楽しくない…
このままではせっかくの夏休みが台無しになると思い
途中の西安でお別れすることに決めました!
クラスメイト的には
中国語を話してくれる人がいないと困るから
邪魔だけどいてほしい…みたいなオーラを出していたけど
さすがにそこまでお人好しにもなれんなぁ…と。
たまたま西安の泊まっていたホテルで
知り合った3人の日本人の学生と行く先が一緒だったので
北京まで一緒に行くことになりました!
気分もすっきりして新たに旅を始めました。
私の性格は内向的なので、外国語を勉強しているのに
人と話すのがとっても苦手…
それでこの旅行でも自分のダメさを思い知って
帰るだろうと思っていたものです。
でも人間、必要に迫られると
どうしようもないので頑張ってしまうものらしい…
日本語は全然通じないし、
バックパッカーなので宿泊するところも行き当たりばったり。
すべて自分で決めないといけない。
そうなってくると不思議と度胸がついてきて
自分から話すようになり、
少ないボキャブラリーなりに何とか切り抜ける事が出来ました。
その頃の中国はまだ埃っぽくて、混沌としていて
でも街に生活する人々はとっても活き活きしていました!
生きるために生きるという感じです。
日本人にはないパワーを感じました!
景色を見たり、有名な観光地に行ったりするのも
本当に楽しかったけど何よりも現地の人々との
交流が楽しく、新鮮でした!
なんと言っても交流しやすいのは汽車の中です。
外国人は通常、ちょっと値段の高い「軟座」と呼ばれる
座席や「軟臥」と呼ばれるコンパートメントになった寝台で
旅をするのですが、バックパッカーは安上がりにするために
一般の中国人の人と同じ「硬座」「硬臥」に乗って旅をします。
文字通り、「硬座」はシートがとっても硬い座席です。
一日座っているとお尻が痛くなります。
でも一般の中国人はこの「硬座」で2泊3日とか3泊4日とかします。
中国人だらけの硬座にぽつんと日本人が座っていると
珍しいのでいっぱい話しかけられます。
あれよあれよという間に野次馬が増えて人だかりになることも…。
おかげでお尻は痛いけど楽しい時間を過ごすことが出来ました。
この旅で一番印象に残っているのは
帰りの船に乗り込む1日前に着いた天津。
大連から汽車で1泊して天津に向かったのですが
大連のキヨスクっぽいところで買った魚肉ソーセージが
どうやらやばかったらしく天津に到着する直前から
お腹が強烈に痛くなってきました。
汽車で同じ車両に乗り合わせていた
おじさんがとっても心配してくれて
駅でタクシーの運転手さんに事情を話して
宿泊できるところへ連れて行ってやってくれと頼んでくれました。
そしてそのタクシーの運転手さんが
いろんなホテルに空室がないかあたってくれ
次の日、天津の港までまた乗せていってあげると
言ってくれました。
ホテルに着いて部屋で横になっていたけど
お腹の痛みはだんだん激しくなり、
吐き気もし始め我慢も限界になってしまいました。
どうしよう!?
一人旅の辛さをここで初めて味わいました。
仕方ないのでホテルのフロントでお腹が痛いと言うと
夜だったのにすぐに車を出してくれて
病院へ連れて行ってもらうことができました。
しかもそこに宿泊していたただの通りすがりのおばちゃんまで
一緒に車に乗って来てくれました。
病院に着いてからも、そのおばちゃん、
トイレまで一緒に来てくれて背中をさすってくれたり
声をかけてくれたりしました。
病院ではなんとお尻に大きな注射を打たれ
その場面を想像するととっても恥ずかしい気分です。
次の日の朝、
ドアがノックされ開けてみると
ホテルの従業員さんが汁そばを持って来てくれていました。
もちろん注文したわけではありません。
従業員さんの心遣いに嬉しくて泣きそうになってしまいました。
そして同じ所に宿泊している知らない人々まで
「大丈夫か?」と様子を見に来てくれました。
天津の港までは前日のタクシーの運転手さんが
乗せていってくれました。
別れ間際に「これを食べなさい」とりんごを渡してくれました。
天津ではまったく観光も何も出来なかったけど
中国のみなさんの暖かい心に触れることが出来て
40日間の旅行のしめくくりに本当にいい思い出になりました。
そして前半来なきゃ良かった…と思っていたのが
また来たい!来て良かった!とすっかり変わってしまっていました。
国と国とのつき合いになると
いがみあいになったりするけれど
そんなこと抜きに個人的につきあうと
みんなとってもいい人たちだったりする。
私にとって人との交流こそがプライスレス…
でもマスターカード持ってません。
ごめん。
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