基準

 

 「プロサッカー選手になる!」

高校時代この夢は叶えられるものじゃないかと私は軽い気持ちで思っていた。県内では自分が敵わないと思った相手に出くわしたことはなく、俺にもチャンスがあると思っていた。


 しかし、そんな甘い考えは簡単に打ち砕かれることになる。


 先日、私は新人戦に出場するため、全体のBチームの練習に参加し、紅白戦を行った。私のマッチアップの相手は高校サッカー選手権大会の優勝チームのレギュラーの方だった。いくつかの部分で通用することはあったが、判断、技術、フィジカルなどで差を感じた。当たり前の基準が違ったのだ。


 甘い。このままじゃやばい。プロなんかなれっこない。自分の中で焦りが生まれた。

 

 思い返してみれば、私は勘違いしていたのかもしれない。高校時代は天狗になってたのかもしれない。完全に井の中の蛙になっていた。本当は大海を知って、自分を客観的に見て努力をする必要があった。


 しかし、正直1年の6月のこの時期に気づけて良かったと思う。高校3年間でついてしまった差を埋めるには「意識」を変えることが一番大事だと思う。


 「意識が変われば、プレーが変わる」

これはプロになった私の同期の座右の銘だ。私にとって今が変革の時期だ。弱い自分を変えるのは今しかない。どこに基準を置いて、何を目指してプレーするのか。私の中の「当たり前の基準」を高めて、一皮剥けよう。


 現在は私は1番下のカテゴリーにいるが、プロになることを全く諦めていない。幸いなことに、私の大学には2種登録を済ませた選手やJクラブの練習参加を経験した選手など手本となる選手がいる。早くそいつらとサッカーがしたい。日常の練習のレベルを上げることが基準を高めるのに手っ取り早い方法なのだ。


 常に自分にベクトルを向け、基準を高めるための努力をしたい。そして、さらに基準を高められる環境への切符を手にしたい。



             2023年6月21日