里子のT君も既に高校生になり、18歳の出口を意識するようになりました。
それは、里親である私たちも同じで、生活の中で、他人(結婚相手)と暮らす上で大事にしてもらいたいことも伝えるようにしています。
今日はこんなことがありました。ささいなことだけど・・・。
夕食が終わり、いつもはT君が主で食器洗いをするのですが、今日は流しの横でパソコンに興じていたので私が片づけました。
終わっても「ありがとう」でもないT君に「T君は親しき仲にも礼儀ありって言葉知ってる?」と聞いたところ、「知らない!」
そこで、「T君もいつか家庭を持ちたいと思っているでしょ?だったら、気づいて、ありがたかったことは、ちゃんと言葉に出して礼を言う。これがその言葉の意味だよ」と。(オセッカイ力全開!)
私たち夫婦がこれまでほとんどケンカもせず、穏やかな結婚生活ができているのもこれが大きいと思います。
黙ってて「わかっているでしょう!?」では、誤解や溝が深まりかねません。何のために言葉があるのか?
日本人は照れとか「わかってるでしょう」とかで、言わないことが多かったようけど、それってはっきり言って「甘え」だと思います。
他人とは、血のつながりや家族とかではなく、「自分以外の人」の意味があり、他人への尊厳を忘れるから、相手の欠点ばかりを指摘して関係を悪化させているのではないかと「そんな親なら捨てちゃえば」の本で感じました。
T君、これからも気づいたことは言わせてもらうよ!大したことじゃないから。