昨日は朝7時45分という通勤と登校時間に事件が起きた。

今の時代はだれかが事件を撮影しているようで、生々しい事件が撮影されている。

 

自殺目的で他人を巻きこみ、その相手は若くこれから羽ばたく児童に向けられた。保護者である外務省の通訳の男性も犠牲になり、2月25日に起きた大森信也さん殺害事件を思い出す。

 

最近の犯行は、無防備な人に突然切りつけることが多いように思う。専門家の分析とその公表をしてほしい。

 

犯人・容疑者は何らかの社会的ストレスを日々貯め込み、それが孤立する環境の中で解消されないまま犯行に及んでいるのではないか!?

私は、最後に自分がこの世に存在した証として、このような派手で大胆で向こう見ずな行動にでたのではないかと推測する。

 

「社会的孤立を防ぐこと」と、どんな人にも「あなたが存在することの価値」をしっかり認めてあげる優しさが今の日本の社会に無くなってきていることは遠因であり核心だと感じる。

 

報道によると、80才のおじ夫婦の元におり、その子どもたち(いとこ)がカリタス学園に通っていたそうだ。

犯人の岩崎の親は?

「ひきこもり」のレッテルをはられたことに憤ったのか?・・・疑問は深まるばかり。

 

私もかつては多摩区に住み、カリタス学園の生徒をよく目にしていたので非常に驚いたし、大阪で起きた学校に侵入して児童を大量に殺害した事件と同様な思いを持った人ではないかと思う。彼も確か「死にたかった」と言っていた。

 

「自分で死ねばいい」という批判が多いと思うが、それができない人なのだ。再発防止は簡単ではない。

人間は多様なので、危険な人物を作らないようにするには、生い立ちの分析は欠かせないし、個人情報をそこに当てはめるべきではなく、国民が共有し、「このような事件が起きないようにするには」という命題に向き合うべきだと思う。

 

亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。