”Enlight のご紹介 ーさいとうさん後編ー” | 子どもは地域のみんなで育てよう! 

    今日は後編の中で共感したところをお伝えしたいと思います。最初に

     

    このサイトから子どもたちの作品でっすって!ステキ!

     

    「乳児院から、斎藤家に三女として仲間入りした里子さん。

    新しい環境にお互いどう慣れていったのか、大変さをどう乗り越えてきたのか。

    実子と里子が一緒に育つこと、学校とのコミュニケーションなどお話しいただきました。」とありますニコニコ

     

    ~施設で育つということと、家庭で育つということ~

    母:「施設では「きょうはお絵かきしましょう」「おもちゃで遊びましょう」と、提案があって遊び始めるからでしょうね。」

      「最初のうちは集団で行動する保育園の方が過ごしやすそうでした。」

     

    さいとうさんもおっしゃっているように、「集団」「与えられていることをする」のが当たり前の生活の中にいると、自分で考える習慣が身につかないし、”与えられることが当たり前”常態化する・・・これが恐いのですガーン 18歳になっていきなり社会に放り出されてこれで生きていけると思いますか?そんなに社会は甘くないですよね~かお

     

    ~社会的養護されているこどもは“かわいそうな子ども” か?~

    父:私たち親は先にいなくなるから、将来は姉妹たちが仲良くできることが大事です。「今の行為は、自分がやられたらイヤなことだったな」ということに、お互いが気づいていって、子ども同士で関係を築いていけるように心がけました。

     

    「お父さんは先のこと(自分が死んだ後)までよく考えているな~。」と思いました。目

    私から一言児童相談所に皮肉を言えば、子どもの将来のことを本当に考えているのか!?と思います。「制度の中でしか働けない、動けない」と弁解するかもしれないけれど、「18歳までがあなた方の仕事か?」と問いたいですむっ。18歳以降への想像力が無いというか、「あなた自身の子どもならどうなのよ!18歳で社会に放り出せますか?」と。

     

    (基本)18歳になって、いきなり生活の場もお金も失って「一人で生きて行け!」というのが今の制度です。施設にも里親にも保護する義務はありません。でも、両者も心ある大人が情で見守っているのが現状です。制度も徐々に良くなっているとはいえ、学校に通っていることが条件で、勉強が嫌いな子どもは、15歳から社会に放り出されることもあるのです。ポーン

     

    ~育ちの中に空白の期間~

    母:施設で過ごしていた時期の記憶が薄れてしまうと、育ちの中に空白の期間ができてしまいます。自分が何をしていたのかわからない、どう過ごしていたのかも分からない、どんな人に囲まれて居たのかもわからない。すると、思春期が近づいたときとても悩んでしまうようで、一人で家を飛びだしたりしてしまうこともあるそうです。

    振り返りは一人ではなく、信頼できる人と一緒に、いろんな気持ちを支えてもらいながら出来たらいいなと思います。「ライフストーリーワーク(家庭の事情で児童養護施設や里親のもとで暮してきた子供が、信頼できる他者と自身の生い立ちを整理すること)」なども広まってきましたよね。

     

    ・・・「振り返り」は日常の中で埋もれてしまいがちなことですが、子どもにとっても(里)親にとっても自己肯定という点で大事だと思いますかお

     

    ~里親になりたい方、関心がある方へ~

    父:「里親=立派な人」ではなくって、「里親=子どもを大切にする人」だということ。本当は人生の中で家族のあり方に「里親」という選択肢もあることを知って欲しいと思います。

    夕飯の準備をしながらふざける私をみて、「私、ほんとに来て良かった~ほんと、楽しい。」と最高の笑顔を見せてくれたりします。

    ご飯を作ったり、犬を散歩させたり、なんてことない日常の中に幸せは隠れている。特別でない日々の中で、子どもと一緒に生きていきたいなと思う人こそ里親になって欲しいなと思います。

    子育てでいろいろ悩むこともあるけれど、里親仲間にしっかり助けてもらいながら、目の前の子どものをじっくり聞いて、どうしたらいいのかなと一緒に悩みながら成長していけたらいいのかなと思います。

    「里親になりたいな」と思っている方が、一歩踏み出し、仲間になってくれることを心から待っています。

     

    まだ里親をやったことがない人にとっては「里親は敷居が高い」と思う気持ちはわかりますかおでも、「里親=立派な人ではない」と私も思います。“意識の壁”を高くしているのはあなた自身です。私は里親になったことで、実子を育てただけでは得られないほど多くの出会いをいただいたし、良い人も、個性豊かな人にも出会うことが出来ました。自分の人生を豊かなものとして終えたいなら、今、里親になることを決断することをお勧めします。ウインク