我が家の里子のT君は運動会や修学旅行で、5月は来れませんでしたが、この16~18日に京都のおみやげを持っていつものように泊まりに来ました(おみやげは辻利のラスク、ありがとう)
たいてい迎えに行くのは私の仕事帰りの夕方16時くらい。彼も学校から帰って一息ついたころなのでちょうど良い感じ。 そのまま(施設から)ピックアップすると、まず、近所のスーパーに夕食の買い物に立ち寄って彼の好物(エビ、果物、お菓子等)を買って帰宅します
中日17日は主人が時間が出来たので久しぶりに二人で東京の旅をしてました~。東京タワー六本木渋谷 を巡ったそうです一番のお目当ては東京タワーにある東京ワンピースタワーだったみたい!ショーを見たり、お昼は寿司、お茶にかき氷を食べたとか すっかり甘えて楽しんで帰ってきました。
帰ってきてから「明日は平塚の○○のラーメン屋に行きたい!」というので、私はふと「彼にとってウチは何なのだろう?」と感じたのですぐには返事をしませんでしたが、次の日にT君に「T君にとってウチって何なんだろうね」って聞いたら「お客さん!?」って応えが帰ってきたのでちょっとビックリ!お客様扱いをしていたのかもしれないという反省と、改めてこんなことを話してみました。
「T君は小さいときからウチに来てるじゃない、それはね、普段施設にいると、家庭とか家族って何だかわからないと、施設を出てから困るから、ウチに来ているんだよ。もう大きくなったからそろそろ“ウチに来る意味”についてちゃんと話をした方がいいかと思うから言うんだけど・・・。」
「あと、ウチに来たときは、T君も家族の一員だから、お互い様で家のことを手分けしてするんだよ。昨日はお父さんが一日T君のために付き合ってくれたんだから、今日は少し庭の雑草抜きを手伝ってね」と言うと、納得したのか素直に手伝ってくれました。一緒の作業しながら話する方が会話が進むみたいで、ずーっと学校のことなどをおしゃべりしていました。
普段家に居ない子どもと関係を結ぶというのは「めんどう」「やっかい」と思う人もいるかもしれないけど、子どもは素直で率直だから、愛をもってすればちゃんとわかってくれるし、やりがいはあると思います。そこに喜びを感じる人に里親をやってもらいたいかな~
お昼は私が手作りのミートソースを作っている間にパソコンのお手伝いをしてもらいました。エクセルの表の文字の打ち込みですが、もう、ローマ字入力もできるし、教えればどんどん出来る!(赤の範囲は成果)
これからもちょっとずつ教えていこうかなと思った一日でした。
三日里親とは神奈川県では養育里親の資格のある人が定期的に施設の子どもを金・土・日など二泊“三日”で預かるところから「三日里親」と呼ばれています。内容はほぼ同じですが「週末家庭」もあります。他県では「季節里親」「フレンドファミリー」とも言われていますが、預かる大人の要件(資格)が異なります。
我が家は、T君と出会いから十数年ですが、家族構成、家族の年齢、間取りなど様々な点を行政と相談しながら「できる範囲でできることを」をモットーに始めました。私は彼を通して社会に対する関心を深めることが出来ました。人間同士の出会いはフェアーなものです。私は彼に「与えているばかり」だとは思っていません。一人でも多くの大人が、施設にいる子どもに「社会との架け橋」になっていただきたいと切に願います。それはあなた自身のために・・・。