今月は里子のT君は25日から27日にかけてわが家にやってきました。
25日は仕事帰りに施設に寄ってピックアップし、いつものようにスーパーに寄ってお菓子やジュースなどのお買いものをして、夕食は大好きなエビを使って中華のエビチリを下ごしらえから一緒に作りました。すごーく美味しくできて満足満足

26日はT君は「S-最後の警官」の映画をみたいとのことでイオンシネマに行き、私はあまり見たくなかったので、ちょうど同じ時間にやっていた中島みゆきさんのコンサートを初めて観ました。終わってからT君は「部屋の友達に自慢できる!」と言ってご満悦私は中島みゆきさんの最後の言葉に胸を打たれていました。

その言葉は観客の皆さんへ
貴重な時間をわざわざつくってきてくださってありがとうございます。私は皆さんのために一生懸命頑張って準備してきたつもりでしたが、今、たくさんの喜びを得ていたのは自分の方だと気づきました」
そんな内容だったと思います。彼女の詩は人の弱さに寄り添い、それを励まし、真理を歌い上げているそんな気がしました。この言葉はそのまま子育てに通じる言葉だと思います。「育てていると思っていると思っていましたが、育てられたのは大人の方だ」と。子育てに参加しないなんてモッタイナイことですよ~

その日は近所のお肉屋さんで厚切りのとんかつ用の肉を買い、一緒にコロモをつけたりしながら夕食の準備をして、昨日は帰りがけに一新塾で一緒にチームワークをしている2人相模原方面の施設のバザーに行って、ジュースを注いでチケットと交換する係をボランティアでやりました。「お客さんには明るくあいさつするんだよ、コップの口は持たないで!」など細かいことを注意したりしましたが、帰りの車の中で彼の言った言葉が圧巻でした。
それは「働くってたのしい!」という素朴な一言。


(写真はイメージでこの施設ではありません)

「お金を稼ぐことが働くこと」と思っている今の世の中ですが、「人のためになって喜ばれる充実感」を彼は初めて実感できたのではないかと思います。「働くことはお金の高とは関係ない」はじめ塾の和田重宏氏がよくこの話をしていたことを思い出しました。彼にとってとても良い経験ができたし、ボランティア経験のできた最高の機会になりました。何でも参加してみるものですね~。共に協力するという点で良い機会だと思いました。私たちの里親会でも検討してみてもいいかもです。