今回はちょっと久しぶりに
ベタな自重トレーニング種目と
そもそもトレーニングをする時の
基本中の基本を説明しました

いわゆる
トレーニングの3原理・5原則
ってやつにも密接に関係してくるところで
知っておくと何かと役立つかと思います

こっちの記事では
少し観点を変えてよく論争が巻き起こる
テーマを題材にお話ししていこうと思います

  筋トレはいる?いらない?

スポーツをしてたら

一度は考えることになるんじゃ

ないでしょうかね


筋トレはした方がいいのか?

それとも

筋トレなんてしなくとも練習などの中で

自然にその競技の筋肉をつけていく方が

いいのか?


専門家であったとしても

いる・いらないどちらの意見もありますし

どちらの意見も的を射ている感じがします


なのでどっちが正解っていうわけでも

ないでしょうし、正直僕自身も

20年くらいトレーナーをしてきた中で

意見が少し変わったりしてきたほうです


だからもしかしたら今からする

お話も5年後10年後の僕は

また違うことを言うかもしれませんが

なんとなくもう変化はしなさそうな

気もします


というわけでちょっと引っ張りましたが

筋トレはいる・いらないの

20年ほどかけて導き出した

僕の答えは…

『そんなもん自分で決めろ!』

これです


教える事を放棄したかのような

トレーナーとしてはあるまじき答え


まぁそう言わずに続きをご覧くださいな


  自分の物差しと天秤

まず、この筋トレいる・いらない論争は

大きく分けて3者の観点から

語られることが多いです


①アスリート

現役バリバリで今まさに選手として

絶賛活動中!って人たちですね


②研究者・トレーナー

カラダやトレーニングの専門的な知識を

持っている人たちです

僕はここに該当します


③技術指導者

スポーツ技術の専門的な知識を

持っている人たちです

元はアスリートって人も多いです


いやぁ、自分がトレーナーだから

遠慮なく言えるから楽だわ


この3者の中で1番あてにならないのは

②の人たちです、つまり僕です


ただ、これは決して知識が浅いとか

間違えているっていうわけではないです


研究者やトレーナーが語るのは

『ヒト』のカラダの観点です

『あなた』のカラダの観点ではないです


たくさんの人に協力してもらって

データを取ります

そしてそれらの統計から

ある程度共通する傾向を探る

こういう事を繰り返していくことで

知識を深めたり、そこで得られた知識を

活用したりしていくことがほとんどです


つまり、例えばこういう競技の

こういう能力を伸ばすためには

筋トレは有効です

という事を研究者やトレーナーが

言ったとしてもそれは

多くの人に協力してもらって

データを取ってみたところ

筋トレをした人は数ヶ月後に

その目的の能力が向上していた

っていう人が多かったっていう

傾向がありましたっていうことです


もちろんそういう傾向があるって事は

事実であることには間違いないですし

それなら試してみる価値も十分に

あるってことにも違いないです

でも『あなた』のカラダの観点では

ないっていうこともまた違いないことです


一方で①のアスリートは

『自分』のカラダの観点で

語る人がすごく多いです

つまりカラダの専門的な事は

よくわからなくても自分に効果が

あったのかなかったのかで語ります

ここで少し面白いのは

アスリートの中には筋トレは

いらない派の人たちもそこそこいます


ただ、この人たちは

そこそこ筋トレをした上で

言っている人がほとんどです


やった上で自分の目的達成のためには

必要ないと感じたから

いらんと言ってるわけですね


当たり前ですがやった上で

これは必要だと感じた人は

いると言います


だから分かれるんです

プロの野球選手の中でも

走り込みがいる・いらないは

意見が分かれます

ただ、いずれの答えにせよ

そこそこ走り込みをした上での答えです


そしてこれまた面白いもので

エリートアスリートになればなるほど

自分で答えを導き出します


指導者にいると言われたから

ライバル選手がしているから

効果があると言われているから


こんな理由だけで盲目的に

いる・いらないを決めている

エリートアスリートは皆無です


参考にはするでしょうが

最終的にいる・いらないを

判断しているのはその選手自身です

そして、エリートアスリートは

それを判断するための確固たる 

『自分の物差しと天秤』を持っています

考えてみれば当たり前のことですよね

『他人』に効果があっても

どうでもいいわけです

『自分』に効果があるかどうかが

大切なわけで、もしそれが客観的に

判断できるものであれば

判断を他者や機器に委ねてもいいですが

絶対に主観的に判断しなくちゃいけないもの

だってたくさんあります

例えば感覚的なこととかね


だからそれを判断するための

物差し・天秤は必ず

持っておかなくちゃいけないわけです


じゃあ1番大切なのはみんなにも

この物差し・天秤を持たせてあげることじゃね?


これが僕が現時点で出した

答えっていうわけですね


自分でいる・いらないを

判断できる物差し・天秤を

持てるように手伝うから!

そしてそれらを手に入れたなら

いる・いらない

『そんなもんは自分で決めろ!』

というわけです


ちなみにまだ解説していない

③の人たち、技術指導者の人たちですが

元アスリートだったりする人も多いので

①の観点で話す場合もありますし

指導者になる過程でカラダの

専門知識を学んで②の観点で

話す場合もあるハイブリッド型に

なりやすいです

どっちの観点で話しているのかを

見極めなきゃいけなかったりしますね


お釈迦さまって

苦行は一切ムダ!みたいな事を

言ったそうです(本当かどうかは知らん)

ただ、お釈迦さま自身は一通りの

苦行はしたようです(本当かどうかは知らん)

やった上で自分の物差し・天秤ではかって

いる・いらないを語るのと

やらずにいわゆる机上の理論で

いる・いらないを語るのって

仮に同じ結果に行き着いたとしても

僕は雲泥の差があると思っているので


  集中して丁寧に!

今回の動画は

簡単に言えばトレーニングって

集中して丁寧にしようねって事です

それを具体的な例を挙げて紹介しています

そしてそうやってトレーニングしていくことが

自分の物差し・天秤を持つことにも

繋がっていくと思っています


・特異性の原理

・個別性の原則

・意識性の原則


これらをどう活用していくのかが

物差し・天秤とも大きく関わってくる

のは間違いないだろうと思っているので

今回は使う筋肉やフォームのような

王道以外の集中や丁寧さについて

触れることで原理・原則の活用を広げる

つまり自分の物差し・天秤を

獲得することにも繋がる内容

っていうテーマも詰め込んで作ったので

よかったらご覧くださいな


大阪市 谷町四丁目 パーソナルトレーニングジム