西暦2205年、歴史の改変をもくろむ歴史修正主義者による過去へ攻撃が始まった。時の政府はそれを阻止するために審神者なるものに歴史の守護役を命じた。
審神者とは物の心を励起し、目覚めさせる能力を持つ者である。
そして審神者にはかつて精神と技を込めた刀剣を人の形に目覚めさした。歴史修正主義者が送り込む時間遡行軍と戦い、歴史を守るために。
これは刀剣から生れた『刀剣男士』たちによる新たなひとつの物語である。
『映画 刀剣乱舞』シナリオより参照 脚本 小林靖子
ゲーム(審神者歴ともいいます)歴も5年になりました 実は友人がやっていて、なんの考えもなくやり始めて嵌りました
ただ、私は舞台を見に行ったことがなかったし、(CSで放映したものを見たのが最初で、チケットも取れませんし、ライブでは見たことはありません。アニメはね、新選組がテーマだったのもあり、2・5次元舞台よりも近い距離で観てましたけど)、舞台とミュージカルとあるのもわからなかったですし……。
ただ、TVで舞台を見ていて面白かったんですね。それで、いそいそと出掛けて行き、嵌った。現在、舞台に行きたくて仕方ありません。いけないですが。
刀剣男士は過去へ遡って戦うわけなので、時代はそれこそいろいろ選び放題という感じもありましたが、映画では本能寺が舞台。織田信長の物語です。本能寺の変というと必ず語られるのが、信長の遺体が見つからなかった、というところ。
そこをうまく使って物語を作り上げていましたね。時代劇としても面白かったです。
勿論、主たる登場人物は刀なので、その辺りがわからないとつまらないと思うのですが、さすがにゲームを5年もやってますと誰が、誰でというのはわかるのでありがたかったですね。
メンバーは、
太刀 三日月宗近 鶯丸
打刀 へし切長谷部 山姥切国広
脇差 骨喰藤四郎
短刀 薬研藤四郎 不動行光
槍 日本号
と、なります。(もう一名いますが、ネタバレになるので、興味がありましたらレンタルを)
実はこのゲームって物語性がほとんどないんですね。なので、いくらでも物語が作れてしまうという。
今回の映画も内容が練られていて、さすが靖子にゃんと思いましたけど。
歴史小説家だったら、織田信長って一度は書いてみたいモチーフだと思うんですね。しかも、彼の生死に関しては謎が多い、それをうまく使っているなぁと思いながら見てました。
そして、個人的に主役の三日月宗近役を演じている鈴木弘樹さんの所作がきれいだなぁと見とれてました。(彼だけが狩衣で絹、お衣装が十キロ超えていたそう、ええ! よくあんなにきれいな殺陣をできたなぁと)
豪華版ということで、楽しいオーディオコメンタリーがついていたり、裏側が観れたりと楽しかったです。
上映中には応援上映なんて初めて行きましたしね。(ものすごくストレス解消になりました。楽しかった!!)
まだまだゲームの世界も続いていくようですし、もう少し、楽しんでもいいのかなと思うのでありました。毎年、映画化してほしいなぁと思ってしまいましたよ。
ですが、その前にシリアスバージョンの「活撃! 刀剣乱舞」はいつ映画公開されるんだろう。待ってるのに、待ってるのに、こっちは和泉守兼定が主役(ご存知、土方さんの刀です)が主役なので楽しみにしているんですが(T_T)
まさか、「燃えよ剣」が先になるとかないよねぇ。(たぶん、この作品は見ないです)